被災地巡る小泉進次郎に「脱原発への思い」を問う
2014.03.13
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災害公営住宅を視察する進次郎氏。地元の高校球児(右)を「彼は女川の魂ですよ」と評していた
Photo:蓮尾真司

「いま自民党内で一番注目を集めているのは、『いつ進次郎が"脱原発"のスタンスを明確にするか』だ。仮に彼が脱原発を明言すれば、青年局の若手議員だけでなく、党内から同調する人間が多数出てくるだろう。そうなれば安倍政権のエネルギー政策に与える影響は計り知れない。進次郎の影響力はすでに親父を凌駕している」(自民党閣僚経験者)
 小泉進次郎・復興政務官(32)は東日本大震災からちょうど3年の3月11日も多忙を極めた。地元である神奈川・横須賀市から宮城・女川町の総合体育館にかけつけ、追悼式に出席。間もなく入居が始まる女川町の災害公営住宅の視察も行った。
 3月に入ってからは2日と空けずに被災地入り。3.11直前の週末には、福島・いわき市で復興創造フォーラムに参加したり、福島県庁で知事と会談した。進次郎氏は、これまで父・小泉純一郎元総理が主張する脱原発に明確に同調こそしないものの、シンパシーを抱いていると感じさせる発言を繰り返してきた。今回の被災地脚(あんぎゃ)でも、脱原発を匂わす発言がいくつもあった。
「一方では、アベノミクスの好景気と呼ばれるものと、オリンピック・パラリンピックの招致が決まったということで、熱狂とか興奮とか、前向きな言葉が出ている。だけど、一方で福島原発の汚染水は止まらない、収束の目処(めど)も立たない、復興もなかなか進んでいないじゃないですか」
 9日の復興創造フォーラムでは、苛立ちを押し殺すようにそう語った。また、福島第二原発の廃炉をめぐる安倍晋三総理の発言について問われると、
「大体、こういう問題は、東京電力に聞くと『国のエネルギー政策だ』と言うし、国に聞くと『事業者の判断だ』と言うんです」
 そう苦々しげに話した。
 小泉純一郎元総理の弟で、進次郎氏の叔父にあたる小泉正也氏は、今年2月の都知事選の際、本誌の取材にこんなことを話していた。
「進次郎だって復興政務官として毎月のように被災地に行ってるでしょ。小泉家はみんな脱原発ですよ」
 昨年末、進次郎氏は家族団らんのひと時を過ごした際、父・純一郎元総理の原発についての考えや行動に理解を示したという。

「当たり前じゃないですか」
 彼の真意はやはり脱原発なのではないか。進次郎氏を直撃した。
――正也さんが「進次郎は家では脱原発だ」とおっしゃっていましたが……。
「そんなことを家で話した覚えはないなあ(苦笑)」
――9日のフォーラムで福島第二原発を廃炉に、というお話をされていましたが、「原発のない福島」を目指すのですか。
「原発のない、と言うとね。様々な政治的な色が出ちゃうからね。そうじゃなくて、あの(震災の)時にみんなが思った、純粋な思いをもう一度、福島から始めようと。そういう思いを、多くの方と共有できたら良いですね」
――お話を聞いていると、やはり胸の内は脱原発なのでは、と感じますが。
「福島の復興を考えれば、(本誌記者を見つめ)当たり前のことじゃないですか」
 そう答えると、進次郎氏は白い歯をキラッと輝かせて車に乗り込んでいった。
 ところで、前述した女川の追悼式には薄化粧に喪服姿の山岸舞彩(まい)キャスター(27)の姿もあった。山岸キャスターは『NEWS ZERO』(日本テレビ系)で進次郎氏に密着取材中。その親密さがしばしば話題になっている。普段、報道陣とは距離を置く進次郎氏が彼女には独占取材を許すなど、"お気に入り"であることは間違いない。
「進次郎は周囲に、山岸さんのことを『明るくて、笑顔が素敵な人ですね』と漏らしていたそうだ」(自民党幹部)
 32歳、独身の進次郎氏。他の女子アナと食事に行ったという話も聞こえてくるが、脱原発だけでなく、こちらのスタンスもハッキリさせなくてはいけない時期にきているようだ。
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追悼式に出席した進次郎氏は、震災の記憶の風化について言及。「マスコミの人に取り上げてもらうには"画作り"を考えないとね」と語った
Photo:蓮尾真司
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山岸キャスターは、追悼式で密着取材。祭壇に献花をする進次郎氏(上写真)を潤んだ瞳で見つめていた
Photo:蓮尾真司
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