1986年のファミリーコンピューター なつかしのゲーム黄金期30タイトル 1/2
2016.04.04
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ドラクエ、ファミスタ…30年前はこんなにスゴかった
「オレんちでファミコンやろーぜ!」
そう言って友だちと1台のテレビを囲んだ30年前。ゲームはあのころが一番スゴかったのではないか。オレたちの青春を彩ったソフトが次々と生まれた’86年を、名作・珍作30タイトルで振り返る!
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『ドラクエ』がファミコンを普及させた

さやわか ’86年のファミコンソフトといえば、やっぱりコレ。『ドラゴンクエスト』!『ポートピア連続殺人事件』(※1)の堀井雄二さん(※2)がRPGを作るということで、発売前から注目されていました。鳥山明先生(※3)の絵もカッコイイ!

フジタ あのころは「たいようのいし」(※4)の隠し場所がわからなかったりして、何週間もかけてクリアした気がします。超大作というイメージがありますが、内容さえ知っていれば7時間程度でクリアできちゃうんですよね。

 ドラクエは最初の部屋から出るのにすべてのコマンドを使ったり、橋を越えると敵が強くなったり、初心者にもわかりやすく作られています。当時はゲーム自体やったことがない人も多かった。ドラクエの大ヒットがファミコンの普及に与えた影響は大きいですよ。本体はこの年だけで390万台も売れてますからね。

 2人プレイできるゲームが増え、友だちとファミコンをする機会が多くなりました。

 『スパイVSスパイ』はグラフィックもスタイリッシュでいまだに楽しめる作品です。

 あの対戦は燃えました。爆弾や硫酸のワナで友だちをハメたり、ハメられたり。あとは格ゲー(格闘ゲーム)の原型ともいえる『闘いの挽歌』。剣と盾を使って細かいアクションができる、かなり自由な動きができたゲームです。

 発売元のカプコン(※5)はアクションやギミックに非常に凝っていました。このノウハウが後の『ストⅡ』(※6)につながるワケです。

 『タッグチームプロレスリング』も面白かったですよね。ボク、600本限定の『タッグチームプロレスリングスペシャル』(※7)手に入れましたよ。

 あれは、ゲームの内容も違うんですよね?

 音楽もキャラも技のかけかたも違う、まったくの別モノです。ま、通常版のほうが好きですが(笑)。それから、この年の対戦ゲームといえば、『プロ野球 ファミリースタジアム』ですよね。「タイタンズ」っていう阪神をモデルにしたチームがめちゃくちゃ強くて。

 「ばあす」「かけふ」「おかだ」がアホみたいに打つ(笑)。これは阪神が優勝した’85年のデータを忠実に再現しているからですね。そういえば、私の友だちに、対戦相手に自在にホームランを打たせることのできる、"接待ファミスタ"の名手がいました。

 どうやってるんですか、それ(笑)。たしかに、2人プレイを通して、人づきあいを学びました。ボクは『ツインビー』に特別な思い入れがありますね。キャラがカワイイから、「いっしょにツインビーやろうよ!」って女のコを誘えるんです。あるとき、友だちがゲームに集中するあまりプレイ中なにもしゃべらなくなって、それを見た女のコが怖がってたんですよ。で、ボクはそれ以来、ゲームをするときには必ずしゃべりながらやるように心がけています。アレがボクの芸風の原点だったんだなぁ。

さ いい話!


『マリオ』を超えた!? あのゲーム

 『怒IKARI』もいいですよね。難易度がハンパなくて、2歩くらい進むたびに、戦車や歩兵に撃たれて死ぬ。でも本当の戦争ってそんなもんなんだろうなって妙に納得した。

 アーケード版やPC版からファミコンに移植される作品も多かったですね。『魔界村』、『ハイドライド・スペシャル』、『グラディウス』、『スターソルジャー』なんかがそうです。「ゲーセンや友だちの家のパソコンでやりこんだ、あのゲームがウチでもできるなんて!」と、興奮したものです。

 ただ、いざプレイしてみるとグラフィックがお粗末になっていたり、難易度が変わっていたりと、ガッカリした作品も多かった。

 アーケード版のシリーズから移行したアクションゲームの『じゃじゃ丸の大冒険』は大好きでした。キャラもアイテムもよくできています。前年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』(※8)の影響を受けてでしょうか、名作アクションがすごく多いですね。

 ボクのイチオシは『アトランチスの謎』。発売日に買いましたね。キャッチコピーが、「あのスーパーマリオを超えた!」ですから。

 ……で、ガッカリしたワケですか(笑)。

 そうやってクソゲー扱いされがちですが、決してそんなことないですよ! いろんなところに爆弾を投げてみたり、落っこちてみたりして新しい道を探すという冒険要素や、開いてる扉に入ってみるとブラックホールに吸い込まれて一発でゲームオーバーになる理不尽要素……マリオにないものがたくさんありました。

 ボクは『ホッターマンの地底探険』にハマりましたね。出てくるアイテムがやたら多くってメモしながらプレイしてたなぁ。

 『マイティボンジャック』は空中での操作がシビアすぎて超ムズゲーと呼ばれています。

 製作者に話を聞いたんですが、初めは空中でのコントロールがスゴくきいたんだそうです。でも完成直前に、「これ、簡単すぎない?」という声があがり、突貫で直したらああなったとか。難しいといえば、『迷宮組曲』。途中で、「あぁ、これは音を集めて曲を完成させるゲームなんだ!」って気づいて、ゲームの真のコンセプトを理解したときはちょっと感動した。


ドラゴンクエスト
エニックス ’86年5月27日発売
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RPGの代名詞ともいえるシリーズの第1作目。レベルアップに喜び、りゅうおうの強さに苦しみ、ふっかつのじゅもんを間違えては頭を抱えた。現在、ドラクエシリーズの累計出荷本数は6400万本を超え、30周年を迎える’16年には第11作目が発売される予定だ

プロ野球ファミリースタジアム
ナムコ ’86年12月10日発売
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ファミスタの愛称で知られる人気シリーズの第1作目。実在の選手をベースにし、キャラに打撃力、守備力など能力値による個性が与えられた。選手名の長さに制限があるため、東尾は「ひかしお」クロマティは「くろまて」と表記されている

ツインビー
コナミ ’86年1月4日発売
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硬派でSFチックな従来のシューティングと違って、自機も敵機もカラフルでかわいくデザインされている。だが決して女の子向けのゲームというわけではなく、それなりに難しい。2人同時プレイも可能。雲を撃つと現れるベルを取ってパワーアップできる

ミシシッピー殺人事件
ジャレコ ’86年10月31日発売
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セントルイスからニューオリンズへと向かう船で起きた殺人事件を探偵のチャールズ卿が助手のワトソンと一緒に解決する。プレイすると事件が起きる前に自分が死ぬ可能性のほうが高い無理ゲー

魔界村
カプコン ’86年6月13日発売
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ゲーセンで大人気だった作品の移植作。ファミコン版は、敵が強くなる一方で自機が弱くなりかなり難しくなった。中ボスのレッドアリーマーの強さはトラウマ級

グラディウス
コナミ ’86年4月25日発売
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マニアも認めるアーケード発のシューティングの金字塔。縦スクロールの多かった当時、横スクロールで展開される美麗なグラフィックは衝撃だった

じゃじゃ丸の大冒険 ジャレコ ’86年8月22日発売
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なまず太夫にさらわれたさくら姫を救出するべく、忍者のじゃじゃ丸が妖怪たちと戦うアクション。ストーリーもゲーム内容もスーパーマリオによく似ている

アトランチスの謎
サンソフト ’86年4月17日発売
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「あのスーパーマリオを超えた!」というコピーとともに発売されたアクション。なにがどうマリオを超えたのか、それが本作一番の謎かもしれない

迷宮組曲
ハドソン ’86年11月13日発売
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音楽をテーマにしたアクション。最初のボーナスステージではドラムだけのシンプルな曲が、最後には7つの楽器を使ったアンサンブルになるのが鳥肌モノ

トランスフォーマー コンボイの謎
タカラ ’86年12月5日発売
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ファミコン屈指の難度を誇るアクション。運に左右される要素が少なく、慣れた人にはクリアできるので“覚えゲー”とも称される。コンボイは頭部しか出てこない

高橋名人の冒険島
ハドソン ’86年9月12日発売
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『ワンダーボーイ』というマイナーゲームのキャラを高橋名人に変えただけの移植版ながら、ミリオンヒットを記録した。キャラ立ちの大切さを教えてくれた作品

機動戦士Zガンダム ホットスクランブル
バンダイ ’86年8月28日発売
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森口博子「水の星へ愛をこめて」をBGMに、2Dと3Dのステージで敵のモビルスーツを撃ちまくる。ガンダムシリーズが初めてゲームになった作品でもある

ゴーストバスターズ
徳間書店 ’86年9月22日発売
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プレイヤーに負担をかけることのみを考えて作られたとしか思えない悪夢のようなゲーム。エンディングに出る「りり」という謎の文字も語り草のひとつ

スターソルジャー
ハドソン ’86年6月13日発売
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連射能力が問われるシューティング。連射ができればできるほど周囲から尊敬された

タッグチームプロレスリング
ナムコ ’86年4月2日発売
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登場キャラは4人だけだが、たっぷり遊べる良作。長州力モデルのレスラーが強かった
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