新日本プロレスが最高だ ウラ話しかない座談会 1/2
2016.04.07
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やっぱりあのころレスラーは
輝いていた!狂ってた!
新日本プロレスの裏も表もすべてを知り尽くした4人が集結!「熊本旅館破壊事件の新事実」や「長州力噛ませ犬事件の㊙エピソード」などなど。熱心なファンも知らないかもしれないトンパチ伝説がもう止まらないッ!
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破壊王のトンパチ伝説

A オレが新日本プロレスに入ったころは、みんな大先輩ばっかりで口なんかきけなかったけど、フランクに話しかけてくれた最初の人が破壊王、橋本(真也)さんでしたね。

田中 へえ~。

A 寂しがり屋だから。

田山 「つき合え」なんて言われたら帰してもらえないですよ。

A 田中さんや藤波(辰爾(たつみ))さんは危ないなってときに、必ずスーッといなくなる感じがうまいなーって思ってました。

田中 そうですね。フカせる立場だったんで(笑)。

田山 ボクはあの人に無理難題を言われると逆にうれしかったですよ。「このワガママ、オレしか叶える人がいない」みたいなモードになるんです。夜中にスタンガン買ってこいとかね。

A 歌舞伎町に買いに行ったよね。

田山 小川(直也)さんにブチのめされた試合後、橋本さんの車が赤坂の全日空ホテルに停めてあったんですよ。あの人、入院しちゃったから「横浜まで車を持って行ってくれ」って言われて。ところが、麻布署の前で検問をやってたんです。まず車検証がない……。「じゃ、トランク開けて」って言われると、モデルガンからヘビ獲りバサミからエアガンからランボーナイフから……ヤバそうなものがどんどん出てきちゃって。

A ヘビ獲りバサミってなんだったんだろうね? ずっと不思議だったんだけど。

西村 高枝切りバサミを改造してるんです。

A 本人に、「ヘビ捕まえてどうするの?」って聞いたら、「捕まえるんや!」と答えてました。

田山 ヘビを捕まえて、さらにスタンガン持たされて「田山いけ!」って言われて。「さすがに橋本さん、ヘビはヤバいっす!」って言ったら、「神様は白だけや!」なんて言ってきて。「いやいや、そういう問題じゃなくて、やめましょうよ」って(笑)。

A そうそう。「お祈りするから大丈夫や!」って。

西村 捕まえたヘビを全部近所のジイさんに売りつけたりですねえ。また、そのジイさんをエアガンで撃ったりして。

田山 最初の矢ガモ事件のときはみんな犯人は橋本さんだと思いましたもんね。

田中 ああ、みんな橋本だと思った。それに近いことはやってたから。

A 西村や天山(広吉)は、けっこうヤラれてたよね。

西村 橋本さんとの思い出はありすぎちゃって、もう何から言っていいかわからないですね。あの人の理不尽さっていうのは、何なんでしょうね。

A 合宿所で人がメシ食ってるとロケット花火撃ちこんでくるからね。「ビューン!」って。

西村 橋本さんは車好きですから、毎日3時間くらい洗車をさせられるんですよ。ワックスで磨いてね。プロ並みの技術は学べました。キレイに仕上がったと思ったら、雨が降ったり、鳩にフンたらされたり。

A 当時、道場の前にファンの女性がよくいたんですけど、その人たちに化粧品借りて若手時代の天山に化粧させて女装させて、三澤威(たけし)にジェイソンのマスクを被らせてオモチャのオノを持たせて、その2人を等々力駅まで歩かせて、それをノロノロとハイエースで追っかけて、ビデオを撮りながら移動したなんてあったよね。ワケのわからないことをしてましたね。

田山 橋本さん、通信販売がものすごい好きなんです。地方でも東京でもずっと通販番組見てるんですよ。で、「オマエもいるか、オマエもいるか、オマエもいるか」って聞いて、「野菜切り器4つ」って買っちゃうんです(笑)。それで高枝切りバサミをヘビ獲りバサミに改造したり。何かに凝るとそれにガーッて走っちゃうから。一度、道場にあるテレビでオーダーメイドの枕の通販番組を見てたんです。それが新宿の伊勢丹にあることがわかって、「いまから行くぞ!」ですよ。閉店まであと40分くらいしかないのに運転させられて。「橋本さん、間に合いませんよ」って言ったら、「橋本が行くって言っとけ!」って(笑)。橋本龍太郎なら話が通りますけど、橋本真也では……と思いますよね。美容院に行くときも「オマエも行くか」って言われたら「ハイ」って(笑)。昨日切ったばっかりなのに連れて行かれたり。「あの店には黒木瞳がおるんや~」って言ってね。

A 「黒木香じゃないぞ~!」って(笑)。

田山 行ってみたらホントに黒木瞳さんがその美容院にいたんですよ。で、オーナーが気を利かせて紹介してくれたんです。そしたら橋本さんがボクに「おい、オマエ黒木さんのファンやろ、握手してもらえや!」って。ついでにとばかりに橋本さんが「じゃあボクも」なんて。アンタが握手したいんでしょ、ホントは! みたいな(笑)。

田中 橋本だけじゃなく、蝶野も武藤も、三銃士はどこかみんな純粋ですよね。

田山 悪い人はいないですよ。

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次々と破天荒なエピソードが明かされた故・橋本真也。実は座談会では誌面に載せられないレベルの物騒すぎる話がほとんどだった
破壊王をマネる健介

西村 でも、その横に極端な人が……。

A ああ……。

田山 その話ししたらこの雑誌が辞書みたいにブ厚くなっちゃいますから、やめたほうがいい(笑)。

田中 健介はみんなより体が小さいから、絶対負けたくないっていう思いがあったんですよ。自分への厳しさを人にも要求しちゃう。

A しかも不器用で、自分をうまく見せることができないから誤解が生まれちゃう。

田山 三銃士がプッシュされてたときに佐々木さん、骨折したんです。そのストレスが大爆発して、スレ違うだけで後輩をブン殴ってた時期がありましたね。一日1人ブン殴ってましたよ。

西村 佐々木さんのケガは、目の前で見てましたね。足をヒネったくらいだったんですが、そこに橋本さんが上から落っこってきちゃったんですよ。それでボキッて完全に複雑骨折。で、一緒に救急車に乗ったんです。感動しましたね、救急車。初めて乗りましたから。

田中 そっちに感動しちゃったの?

A 西やん、車好きだから(笑)。健ちゃん、橋本真也のやることを常に意識してたよね。破壊王が大先輩の後藤(達俊)さんになれなれしいこと言えば、健ちゃんも後藤さんになれなれしくするとか。

田山 それ、かずみさん(元夫人)が言ってた。橋本さんがジャケット買えば佐々木さんも買うし、車を買い換えれば車を買い換える。

田中 社員の立場から言うと三銃士と健介ってすごい差があるんですよ。でも健介は、自分が強いと思い込んでムリしてる感じがあった。

田山 明らかに三銃士のほうが先輩なんだけど、絶対「さん」づけでは呼ばなかった。橋本さんのことはブッチャーでしょ、蝶野さんは蝶ちゃん、武藤さんは武藤ちゃん。

西村 馳さんのことも健介はハセ坊って呼んでましたね。

現役文科大臣のモテっぷり

A 馳さんといえば、所用で滋賀に帰ったとき、馳さんの寮の部屋にやっさんが泊まったんですよね、安田忠夫。そしたら、そこに安田がいると知らずに女の人から電話がたくさん来たっていう。

田山 借金取りから逃げようと馳さんの部屋で寝てたら女からの電話があったっていう(笑)。

A そうそう。

田中 ’89年に猪木さんが初めて出馬した選挙のときにずっとついてたのボクと馳なんですよ。全国各地に行くじゃないですか。そのときそのときのボランティア、女の人がつくんです。終わってからなぜか女の子たちと飲み会が始まるわけですよ。で、必ず電話番号を交換するっていう。

田山 かわいいと電話番号、ブスだと郵便番号を聞く将来の文科大臣(笑)。

田中 一度死にかけてハジけたんだよね。福岡で。

A ’90年の死ぬか生きるかの事故があった現場にオレいましたよ。後藤のバックドロップ食らって、試合が終わってシャワー浴びて、セコンドのところに行く途中のところでバターン。そのときに長州さんが控え室で「馳~、死ぬなー!」って言っていたのを覚えてます。

西村 そこで救急車を呼んだの私なんです。

田山 また乗ったんですか?

西村 そのときは乗れなかった……。

噛ませ犬発言事件ウラ話

田中 噛ませ犬発言事件が起きたとき、ボクがリング上でコールするじゃないですか。長州、藤波、猪木組だったんですよ。格でいうと長州さんを最初にコールしなければならない。2番目に藤波さん、最後に猪木さんなんだけど、最初に長州さんをコールしたときに、「なんでオレが最初なんだ」ってイチャモンつけられたんです。藤波よりオレが上じゃねーのかみたいな。そのあと最初に誰が出るかでモメたんです。猪木さんと藤波さんが引っ込んじゃって、長州さんは「ん?」ってなって。「エッ、オレが先なの?」みたいな。

A 長州さんも、ああ見えてかわいいところがあるんです。出番前、ベイダーが試合やってるときに、外した甲冑を若手が運んでくるんです。それを長州さんがジーッと見てるんですよね。ジーッと。そしておもむろに手にとってかぶり始めたんです(笑)。もう、チンチクリンでめっちゃ面白かったっていう。

田中 長州さん、控え室で肩が当たると、誰にでも敬語なんですよ。「あ、とぅいまてん」って(笑)ああ見えてオチャメなところあるんだよなあ。

西村 1個も見たことないです、オチャメな姿なんか。プライベートでもつき合いたくない。というか呼ばれもしないし!


ライガーの怒りセンサー

田中 ライガーはホントにいいヤツで、健介と一緒で体が小さいから努力する。沖縄のマングース対ハブが嫌いだって言うんですよ。マングースが勝つんだよね。アレがかわいそうだとか何とかいって見ようとしない優しさがあるのがライガーだったの。

A でもバカにするファンの人を……。

西村 マスクをしてないときに写真を撮ろうとするともう……。

A 自分たちの練習道具をお客さんにニヤニヤしながら触られたりすると、「テメー!」って言って食ってかかってたよね。

西村 そうそう。ライガーさんが、まだ新人の天山に「瞬間接着剤買ってこい」って言ったら「週刊新潮」を買ってきましたよね(笑)。


天山広吉天然伝説

西村 天山はもうムッチャクチャ。先輩方から「ソープでも行ってこい」ってお小遣いをいただくと、104に電話するんですから。「川崎で5万円くらいでいいところないですか」って。104ですよ。

田山 風俗案内じゃないのに(笑)。

西村 橋本さんがすごい圧力のバネ銃でドーンとスズメを撃って、死んじゃったんですよ。それを川辺でアブったものを丸ごと1羽食わされて。みるみるうちに天山がヤセていくんです。94~95㎏くらいだったのが80㎏台になっちゃって。

A 土手のところで橋本さんと天山が拝んでんだよね。何やってんのと聞くと、「スズメを供養してる」って。じゃあ殺さなきゃいいのに(笑)。

西村 で、天山がどんどんヤセていくからみんなで「寄生虫じゃないか、それでどんどんヤセていっちゃうんだよ」って言ったんです。そこで天山は目黒寄生虫館に相談に行ったんですよ。「スズメを食べたんですけど、ヤセちゃって困ってます」って。当然、「ここは研究所ですから病院に行ってください」って帰された。(一同爆笑)

西村 ライガーさんからものすごいポンコツの車を売りつけられたんですよ。430グロリアのハードトップ、’79年製です。天山って車の運転何も知らないんです。雨の日に私が車を借りて、ワイパーつけますよね。キーを返して、天ちゃんがまた晴れの日に乗るじゃないですか。ワイパーの戻し方がわからないんです。デフロスターが壊れて、バッテリーが毎日上がっちゃう。で、しまいにはクラクションも壊れて、「ビーッ、ビビー」って鳴りっぱなし。(一同爆笑)

西村 天山は人がいいんです。一度、涙のお別れしたことがあるんです。アイツが「もう練習耐えられません」って言って。「ありがとう、また来世とは言わないけど、京都で会おう。オレもがんばるから」って別れたんです。ところが、翌朝起きると、アイツまだ道場で寝てるんですから。起きられない。それでまたしょうがなく掃除からいつもの一日が始まる。(一同爆笑)

A しかもあの困ったような表情でね。

西村 天山がIWGPヘビー級チャンピオンになったときに、幻の涙のお別れを真っ先に思い浮かべましたね。あのとき帰らなくて本当によかったなって。

A 前田さんと武藤さんの旅館破壊事件は熊本県の水俣でしたよね。

田中 ケンカのキッカケはいろんな説があるんですが、オレが聞いたのは、「オマエのパンチは弱い」みたいなことを武藤が前田に言ったとか。


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滝に打たれ、虚空を見つめる天山広吉(右)と小島聡の“テンコジ”コンビ。セミが大の苦手な小島は、破壊王に部屋に数十匹のセミを放たれるというかわいがりを受けた過去も
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