エクアドルでもM7.8! 地球は地震周期に入ったのか
2016.04.22
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死者500人超
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太平洋に面した北西部の都市ペデルナレスで、倒壊した建物の下敷きになっていた男性の遺体を収容する市民ボランティアたち。4月17日撮影
 南米エクアドルで4月16日夜(現地時間)、M7.8の大地震が発生した。震源は首都キトの北西170㎞の太平洋岸で、震源の深さは約19㎞。死者525人、行方不明者231人、負傷者4027人が出ており、その数はまだまだ増えると思われる(20日現在)。熊本でM7.3の本震があったわずか7時間半後というタイミングだったため、二つの地震の関連性に世界中から注目が集まっている。
「エクアドルの太平洋沿岸地域は壊滅状態です。がれきの下敷きになった人々の捜索活動が続いていますが、不気味な余震が収まりません。17本の幹線道路はズタズタに寸断され、水や食料が不足して市民のフラストレーションが溜まっており、一部では暴動や略奪行為も起こっています。損傷した刑務所からは受刑者約100人が脱走しました」(現地ジャーナリスト)
 日本もエクアドルも同じ環太平洋火山帯に位置し、火山活動や地震が多い地域だ。地球規模で地震の活動期に入った可能性はあるのか、武蔵野学院大学特任教授・島村英紀氏に聞いた。
「熊本の地震が1万5000㎞も離れたエクアドルに直接影響を与えたとは考えにくい。ただ、地球の『地震活動期』は、大きな周期で見るとたしかに存在します。19世紀末から20世紀初頭までの頃、各地で地震が明らかに頻発していた時期がありました。いまがその活動期かどうかは、今後の統計的な調査結果を待たないと断定することはできません」
 本誌は過去に起きた巨大地震の数を、「比較的穏やかな時期」と「直近」に分けて調べてみた。まず、穏やかだったと思われる「’66年から’75年までの10年間」で起きた巨大地震の数は、M7.5以上が39回、M8.0以上が6回だった。これに対し、「10年前から現在まで」のM7.5以上はなんと61回、M8.0以上は15回だ。
 地球規模で、明らかに潮目が変わったようだ。巨大地震は、当分減りそうにない。
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崩落した高速道路の高架が一瞬で車を押しつぶし、スクラップ状態に。16日、最大都市グアヤキルで
PHOTO:AFLO(1枚目) 時事通信社
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