民進党 岡田代表「参院選リアル票読みメモ」撮った!
2016.05.02
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北海道では惜敗したが、
野党共闘に手応えを
感じているようで…
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衆院選挙制度改革法案の資料の余白に「票読み」がメモされていた。東北で6議席獲得は自信の表れか
「勝てるのか、厳しいか、いや、届くはずだ」――。
 4月22日の国会審議中、民進党の岡田克也代表(62)は手元の紙を穴が開くほど見つめていた。
 おもむろにペンをとると、スラスラと都道府県名を書き入れた。その後は県名を丸で囲んだり、斜線を入れたりしながら、じっとうつむいてしまった。
 よく見ると、道府県名を○で囲んでいるのは、北海道、青森、山形、宮城、福島、栃木、山梨、長野、福井、静岡、三重、京都、長崎、宮崎の14ヵ所。斜線が引かれているのは、群馬、茨城、富山、岐阜、和歌山、山口、広島、鹿児島、沖縄の9ヵ所だった。
 いったいこれは何を意味するのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が語る。
「これは参議院選の情勢分析でしょう。丸囲みの選挙区は議席獲得有望、斜線は厳しいところだと思われます。判断材料がわかりませんが、選挙区に入るときのために、優勢劣勢のイメージをまとめているのかもしれません。基本的には一人区で野党協力が見込めるところは○をつけていますね。沖縄と栃木は意外です。沖縄は当選の可能性があります。逆に栃木は苦戦していますが、民進と共産の票を足せばひっくり返せると考えて、○をつけたんだと思います。目論見どおり、現役閣僚である福島県の岩城光英法務相を落選させることができれば、インパクトは大きいですよ」
 4月24日の衆院北海道5区補選で民進、共産、社民などの野党共闘候補が敗れはしたが、相手の自民党候補は派閥の領袖だった故・町村信孝前衆院議長の娘婿。その地盤で、弔い選挙だったにもかかわらず、自民党をあと一歩のところまで追い詰めた。
「告示前の世論調査では、一時、自民党候補を上回っていました。野党からすれば五分で戦えた、と言えます。岡田代表は原理主義とよく言われますが、現実をよくわかっている。覚悟を決めて、共産党と組むことで勝てるならそうしよう、という胸の内でしょう。GW明けには参院選のすべての一人区で共産党との選挙協力がまとまると思われます。安倍晋三首相だけでなく、岡田代表にとっても今回の参院選は政治生命を懸けた大勝負になる。このメモは民進党の選対本部のデータではなく、岡田さんの決意の表れでしょう」(同前)
 自民打倒に、手段を選ばないということのようだ。緩みが指摘される安倍自民に今後も失態があれば、参院選は意外な結果が待っているかもしれない。
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岡田代表はこの国会審議の翌日、安倍首相と同日に熊本県の避難所を訪問した
PHOTO:鬼怒川 毅
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