スカウトマンXの六本木24時 文学賞受賞式に不釣り合いなT
2016.04.27
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東京・日比谷の帝国ホテルに大物作家や文化人たちが大勢集まり、荘厳なパーティが開かれていた。先日行われた『第50回吉川英治賞』の授賞式である。
文学賞を授賞した作家・赤川次郎氏が壇上でスピーチするなど華やかな雰囲気で会が進む一方で、同時に一人の列席者が注目を集めていた。「なぜこの場にいるんだ?」という周囲の視線をよそに、その男は冷静に壇上に目を向けていたという。
元タレントのTである。授賞式に出席していた知り合いの新聞記者がその様子を語る。
「『ミニにタコ』盗撮に始まり、覚醒剤取締り法違反、銃刀法違反などで、Tさんが5度の逮捕と2度の懲役を受けていることは、周知の事実ですよね。刑期を終えた身とはいえ、さすがに歴史ある吉川賞のパーティの場ではかなり浮いた存在になっていて、みんなTさんの列席には首を傾げてましたよ」
最近では薬物中毒者のリハビリのための講演を精力的にこなしているT。2月の清原和博逮捕時には、ニュース番組に出演して薬物依存の恐怖と更正の難しさについて語っていたが、残念だがまだ呂律は怪しかった。
誰もが訝しがったTのパーティ列席だったが、後日になって理由が判明した。
あらためて前出の記者が語る。
「実は今Tさんが所属し働いている薬物依存リハビリ施設『日本ダルク』の代表が、2001年に吉川英治“文化賞”を受賞しているんです。その縁で、主催者は日本ダルクにパーティ招待状を送り続けているそうです。Tさん自身はその当時ダルクには関わっていません。ですが、大勢のマスコミが集まるパーティなどもリハビリにはいい機会だとダルク代表が考え、Tさんを帝国ホテルに連れていったようですよ」
かつてTは、中毒者の薬物欲求を「梅干しを見て唾が出るのと同じ」と例えた。完全に条件反射であり、中毒者がそれを理性で抑えるのは並大抵のことではないだろう。
名誉ある文化賞を受賞した恩人を裏切らないよう、Tには今後も必死にリハビリに励んでもらいたい。
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