北京郊外にできた「ガラスの展望台」がコワすぎるぞ!
2016.05.17
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眼下には400mの断崖…
「河南省ガラス橋の悲劇」が
頭をよぎる
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北京市中央から車で約2時間の場所にある。ご覧のとおり、建物と地面の接する面積はごくわずかだ。入場料は78元≒1295円
「途中で腰が抜け、這(は)いつくばりながら戻らざるを得なくなった……」
 訪れた中国人観光客がこう話すのもムリはない。なにしろ、男性なら誰しもイチモツがヒュンと縮こまる、断崖絶壁の真上なのだ。
 4月30日、北京郊外の石林峡(シリンシア)(平谷(ピングー)区)にとんでもない施設がオープンした。谷底からの高さは400m、突端までの長さは32.8mで、展望台部分の面積は416㎡という世界最大の「ガラスの展望台」だ。
「中国のGWにあたる労働節(4月30日〜5月2日)は、全土からの観光客であふれかえりました。施工担当者は、使用されているガラスは厚さ36㎜の強化されたもので、同時に1900人が乗れる耐久性を有していると胸を張りますが、客のなかには『足元のガラスが揺れていた』と恐怖体験を話す者もいました」(全国紙外報部記者)
 実は昨年9月にも河南省の渓谷に、高さ1080mの「ガラスの橋」が架けられている。しかし、お披露目のわずか15日後にひび割れし、通行止めとなる"悲劇"があった。さらに、今年2月に江西省のマンションが突如崩落し、1人が死亡、5人がケガ。5月には湖北省の道路脇の塀が崩壊し、車3台が下敷きとなったばかりだ。本当に大丈夫なのか。
「この施設は国内では非常に注目度が高く、業者も慎重を期しているでしょうから、直ちに問題が発覚することはないと思いますが、長期的に見れば絶対安心とは言いきれません。中国では利益最優先で往々にして安全性は後回しにされ、建築基準が緩く、遵守されていないことも多い。業者と役人の癒着もあります。基本的に『何も起きないようにメンテナンスする』という姿勢ではなく、『何か起こってから対処する』という考えがはびこっているのです」(ジャーナリスト・周来友氏)
 ちなみにこの展望台は、4月14日に骨組みが完成、その約2週間後にお披露目と、急ピッチで造られたという。余計なお世話かもしれないが、やっぱりコワい。
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入場には靴カバーの着用が義務づけられている。スマホで自撮りする、太極拳を始めるなど、"空中散歩"を満喫する人の姿も見られたが……
PHOTO:時事通信社
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