早実 新3・4番「50本塁打清宮&飛距離120m野村」の破壊力
2016.06.25
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合計体重180㎏の
超重量1・2年生コンビ
清宮幸太郎(2年)
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高校通算50本塁打を放つ清宮。昨季までは右足を上げバットを立たせていたが、今季からすり足でタイミングを計(はか)りバットを寝かせている。バッティング映像を見て、自分なりに修正したという
野村大樹(1年)
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4番としてすでに3本塁打している野村。中学時代は捕手だったが早実では三塁手として出場。福島シニアでは4番として全国大会ベスト8。詰まっても打球が内野の頭を越えるミート力がある
「数字を聞くと多いなと思います。(昨春の)最初の1本はヒドい打ち方だったので、自分なりに成長したと感じますね」
 6月18日に「くまのスタジアム」(三重県熊野市)で行われた木本高戦で、高校通算50本塁打を放った早稲田実業の清宮幸太郎(17)は淡々と語った。史上最速の量産ペース。このまま打ち続ければ、’12年に山本大貴(神港学園)が記録した高校通算最多107本塁打も抜ける。
「好調の要因は打順でしょう。4番から3番に下がり、プレッシャーが少なくなった。本人も『気楽に打てる』と喜んでいますから」(スポーツ紙記者)
 清宮は4月の春季都大会までは4番に座っていた。だが相手投手が清宮を徹底マーク。打線がつながらず早実は都立昭和高に2回戦負けし、今夏の甲子園西東京予選ではノーシードとなったのだ。
「清宮の前後を打てる打者がほしい」
 早実の和泉実監督が白羽の矢を立てたのは、1年生の野村大樹(だいじゅ)(15)だった。
「15歳以下日本代表の主砲で、身長172㎝体重80㎏とドッシリしています。中学時代は捕手だったため、相手の投球パターンを読むのがうまい。実力は申し分ありません」(『野球太郎』編集長・持木秀仁氏)
 野村は関西出身だ。中学時代に指導した、大阪福島シニアの中尾学監督が振り返る。
「中学2年でチームに入って以後、打率8割、30本塁打ぐらい打っとったんやないかな。飛距離も120m超えと、中学生ではズバ抜けていました。お父さんは教育熱心な方でね。同志社中学に通っとったんですが、『学業がおろそかになるから野球はやめろ』と言われたことがあるんです。それでも早実に進んだんは『野球を続けたいなら早慶の付属校に行け』と命じられたから。自宅のある(兵庫県)宝塚から同志社のある京都まで、毎日往復4時間近く電車のなかでも勉強して早実に合格したそうです」
 野村は4月29日の関東一高との練習試合から4番に抜擢され、いきなり本塁打。一方、3番に下がった清宮も、野村が4番になって以降11試合で10本塁打と大爆発している。早実を2年連続夏の甲子園出場に導くか。合計体重約180㎏で破壊力抜群の1、2年生コンビに注目だ。
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PHOTO:川柳まさ裕
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