“昭和の乗っ取り屋” 横井英樹の孫 Zeebraが国会を動かした!
2016.07.18
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風営法改正運動のリーダーは普通のラッパーではなかった
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渋谷のセンター街でポーズをとるZeebra。今年4月から、渋谷区の"夜の観光大使"にも就任した
「祖父と風呂に一緒に入ったとき『じいちゃんの腹の中にはな、ピストルの弾が入ってるんだぞ』と言われて、お腹の傷を見せられたことがあったんです。オレは(安藤昇率いる安藤組による横井英樹襲撃)事件を知らなかったので、戦争で受けたものだと勘違いしていました」
 そう語るのは、ラッパー、DJのZeebra(ジブラ)。日本のヒップホップシーンに多大な影響を与えたグループ「キングギドラ」の元メンバーで、ジャパニーズラップの第一人者だ。彼の本名は「横井英之(ひでゆき)」であり、実は祖父は老舗百貨店などの買収で名を馳せた"昭和の乗っ取り屋"横井英樹なのだ。彼がいま「新曲を作るヒマがない」ほど多忙なのにはワケがある。6月23日、改正風俗営業法が施行された。これにより、原則深夜0時閉店だったクラブが、条件を満たせば朝まで営業することが可能になった。「クラブとクラブカルチャーを守る会」の会長として、この風営法改正に尽力したのが、Zeebraなのだ。
「運動を始めたのは3年ほど前。ダンス議連(ダンス文化推進議員連盟)と連携を取りながら、進めてきました。ジャケットを着て議員会館に陳情にも行きましたし、警視庁とクラブ事業者の橋渡しもしました。クラブのイメージ向上のために、渋谷の道玄坂や円山町などのクラブ街でゴミ拾い活動もしましたね。(’82年に死者33名を出したホテルニュージャパン火災事件の影響で)ガキのころは祖父に対して悪いイメージしかありませんでしたが、負けん気の強さや夢や野望を大きく持つということについて、影響は強く受けています。今回の風営法改正は100%満足できるものではありません。ただ、自分たちで動けば国会だって動かせることを示せたという意味で、大きな一歩ではないかと思います」
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蝶ネクタイをトレードマークにしていた、故・横井英樹。心なしか目元が似ている
PHOTO:小松寛之
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