シリーズ 有名人たちのもう一つの顔「私、マニアです」第16回 川上麻衣子(女優)
2016.08.11
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白黒グッズ収集

ハマってしまって16年「自宅にあふれるグッズは500点以上です」
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 女優・川上麻衣子(50)の自宅は、さながらモノクロの世界だ。
「白黒グッズを集めるようになったのは16年前です。北欧へ行ったことがきっかけでした。日本では、白と黒はお葬式を連想するからと敬遠されがちですよね。でも北欧人はモノトーンを好みます。たしかに色味はシンプルですが、かえってデザインが引き立てられますし、線や模様などの深みを感じられる。私はすっかり感化されました。そのころに出会ったアクア(猫の名前)もモノクロ柄で、運命を感じ飼うことにしたほどです。私は9歳から10歳までの1年間、デザイナーの母と一緒にスウェーデンのストックホルムで暮らしました。もしかすると、第二の故郷と慕うスウェーデンの感覚が呼び戻されたのかもしれません」
 トイレには白黒のダルマが並び、ベッドルームの寝具も白黒で統一するこだわりようだ。
「小さなモノを含めると500点以上あるんじゃないかな。海外で街を歩いていても白黒グッズがあると、すぐ買ってしまう。なかには南アフリカやペルーで購入した珍しい器もあるんです。高価なモノはありませんが」
 いつしか白黒マニアであることは、周囲の知るところとなった。白黒のバッグの中から取り出したのは、モノクロストライプのメガネケースだ。
「これはテリー伊藤さんから、昨年夏にいただいたものです。とあるレストランで一緒にお食事をしたんですが、所用でテリーさんより先に出なくてはいけなかったんです。その際、メガネを置き忘れてしまって……。するとテリーさんはモノクロのメガネケースをわざわざ購入して、忘れたメガネを入れ返してくれたんです。おそらくテリーさんは、モノクロ柄のメガネを見て『川上はこういう色調が好きなんだな』と思ってくれたんでしょう。テリーさんのお気遣いに感動しました」
 2年に一度新作を発表し、個展を開くほどの腕前のガラス工芸作品も、大半が白黒をテーマにしている。
「ショッピングするときに、白か黒と色を決めていると選ぶのが楽ですよ。迷わずにすみます。ただし、下着だけは華やかな色です。黒いランジェリーは運気を下げると、何かの本で読んだことがあるのでね」
 10月には白黒を基調とした雑貨店を、東京・谷中にオープンする予定だ。
(ライター・丸山あかね)

PROFILE
かわかみ・まいこ ’66年、スウェーデン生まれ。父母はともにインテリアデザイナー。’80年代、ドラマ『3年B組金八先生』で優等生・迫田八重子を好演しブレイクする。’96年の映画『でべそ』で、日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞受賞
PHOTO:小松寛之
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