安倍首相支持率が上昇するのも納得…民進党「つまらない代表選」
2016.09.12
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蓮舫候補はもう勝った気でいるが、
神経逆撫で発言連発に地方議員が反発
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9月3日、大阪・梅田で行われた街頭演説では、聴衆から「『漫画トリオ』みたいやな」と声があがった
「ガラスの天井、ぜひ壊させてください! それは、わたしたちが万年野党だというガラスの天井でもあります」と蓮舫氏(48)が愛想を振りまけば、前原誠司氏(54)は「過去の失敗の反省を乗り越えて新たな政党を作ろうじゃありませんか」と訴え、玉木雄一郎氏(47)は「未来への投資、民進党が掲げるこの政策を、心から信じている」と吠える――。
 民進党代表選は候補者による論戦が本格化しているが、当初は圧倒的有利と見られていた蓮舫氏の優位に異変の兆しが見えている。岡田克也代表(63)を「つまらない男」と評したのに加え、9月3日には日本維新の会の改革姿勢を「まがい物」と表現。関係者の怒りを買った。
 今回の代表選は、国会議員294、公認候補予定者118、地方議員206、党員・サポーター231、計849ポイントを巡って争われるが、蓮舫氏は勝敗の鍵を握るとされる地方議員と党員・サポーターの票を失う可能性がある。
「蓮舫議員は20人いればいい推薦人を25人並べて支持基盤の厚さを誇示していましたが、彼らの多くは勝ち馬に乗ろうとしただけ。蓮舫議員のために必死になって党員・サポーターや地方議員に電話をかけ、支持を集めようとしている人はほとんど見当たらない。加えて、遊説でも『女性の目線』をアピールするだけで、玉木議員や前原議員のような確固たる政策がないことも明らかになってきています」(政治ジャーナリスト・安積明子氏)
 しかも、ここへ来て仮に蓮舫氏が1回目の投票で勝っても、前原・玉木の「2位3位連合」が成立する可能性が取り沙汰され始めた。
打倒・蓮舫で二人が結託
 告示直前の8月31日、地方議員10名を集めて東京・新橋の台湾料理店で開いた秘密会合の席で、玉木氏は「打倒・蓮舫」のシナリオをこう口にしたという。
「決選投票になった際は前原さんに付くのか、と水を向けると、玉木さんは『それはまだ言えないけど、話はできている』と言っていました。知名度がない玉木さんが勝つのは難しいことは、本人もわかっている。前原氏との間で、獲得ポイントが下になったほうが上位候補の支援に回るという約束ができているようです」(会合に出席した地方議員)
 本命下ろしの蓮舫包囲網――一部で蓮舫氏がいまだに台湾籍を保持したまま、という情報も流された。だが、候補者の熱意とは裏腹に、代表選への国民の関心は高くない。最新の世論調査(日経新聞)でも、安倍政権の支持率は62%に上昇、連日代表選について報じられているにもかかわらず、民進党の存在感は稀薄だ。
「民進党にとって、今回の代表選はイメージを刷新するラストチャンスです。党内の政策を一本化し、生まれ変わったことをアピールできなければ、次の衆院選は非常に厳しい戦いになる。党内で小競り合いを続けている場合ではありません」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
 身内同士の足の引っ張り合いの前に、やるべきことがあるのではないか。いまのままでは、誰が勝っても民進党は烏合の衆から脱皮できない。
PHOTO:朝井 豊
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