前代未聞の「女性器放言」トランプ万事休す!
2016.10.18
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「わいせつ論争」で史上最低の討論会
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トランプタワーの前に現れた不気味な男性器コスチュームの男
「ワシントン・ポスト紙がスクープしたドナルド・トランプ(70)のわいせつ発言について、日本の新聞やテレビは露骨な表現はカットしたり穏当な単語に書き換えたりしています。しかし英語圏の主要メディアはトランプの発言をそのまま伝えているので、普通は使用しない女性器の俗語"プッシー"という単語が、紙面で何度も報じられる事態になっています」(在米ジャーナリスト)
 トランプタワーの前には、トランプ氏の仮面を被り男性器のコスチュームを着た男が現れ、〈トランプと一緒にタダで写真を撮ろう〉というプラカードをぶらさげるパフォーマンスを行い、その様子も全世界に配信された(写真上)。
「本来であれば米国大統領選は世界経済の行方やテロ問題、貧困問題などが議論されるべきで、それが世界中に報道されることに大いなる意義がありました。ところが今回の大統領選の報道はトランプのわいせつ発言によって、日本語に直訳すれば『ち●こ』や『ま●こ』という単語で扱われることになったのです。本来であれば人前では言うことが憚(はばか)られる単語が報道されることで、神聖な大統領選が貶(おとし)められたと感じている米国人も多い」(前出・在米ジャーナリスト)
 ちなみに、10月7日にワシントン・ポストが電子版で公開したトランプ氏の会話内容は次のようなものだった。
〈いきなりキスするんだ。ぜんぜん待たない。(中略)こっちがスターだと、向こうはやらせてくれる。何でもできる。プッシーをわしづかみにすれば(笑い声)何でもできるのさ〉
 この発言は’05年に放映されたNBCの番組収録前に、トランプ氏が司会者と交わしたもので、動画もアップされた。
 こうした状況のなか、10月9日に第2回のテレビ討論会が開催され、「トランプ氏は第1回の討論会よりは落ち着いていて少しはマシだった」とか「討論自体は五分と五分」という解説もあった。実際、トランプ氏が米国大統領選に当選する可能性はあるのか。
「選挙まで1ヵ月を切っているので、有権者の9割は誰に票を入れるかすでに決めている段階です。いまの共和党は残り1割をいかに取りにいくかということより、トランプへの投票を決めていた有権者をどれだけ逃さないか、という局面に追い込まれています。
 トランプによって共和党自体がイメージダウンを受けているので、党の重鎮から上院議員、下院議員まで次々とトランプには投票しないことを表明し始めました。そのリストは50人を超えていて、私も覚えきれないほどの勢いで”反トランプ”が増えています。今年は連邦議会選挙もあって、上院は約3分の1、下院は全議席が改選となります。トランプを擁護する発言は、自分たちの立場を危うくしかねない。
 党内の保守派は、さすがにヒラリーには投票しないでしょうが、白票や第三政党へ票を投じることを考えているのではないでしょうか」(大統領選を取材するジャーナリストの堀田佳男氏)
 トランプ、万事休す――。わいせつ論争で史上最低の大統領選にしたトランプ氏の罪は深い。
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NYの地元紙を持つ女性。1面ではさすがに伏せ字扱い
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第2回の討論会で一瞬うなだれる姿も。共和党内からはトランプ氏の「撤退」を求める声もあがった
PHOTO:ロイター/アフロ(1枚目) Getty Images
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