吉原ソープランドのドンが原宿署に逮捕された理由
2016.10.21
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「AV女優とやれる店」で大儲け
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吉原には最盛期には約250軒のソープランドがあったが、いまは150軒ほどに減少している
「吉原の高級ソープが売春防止法違反で摘発されましたが、実は狙いは別にあるんです。現場の吉原は浅草警察署の管轄ですが、今回動いたのは原宿警察署。いま注目を集めているAV女優の出演強要問題とつながっているんです」(全国紙社会部記者)
 吉原のソープランド「オートクチュール」と「ラテンクオーター」に強制捜査が入り、両店の経営者である南雲豊作容疑者(57)が逮捕された。摘発された店は、普通でも総額6万5000円が相場という高級店、AV女優が相手ならさらに高く、8万円にもなるという。にもかかわらず、予約が取れないほどの人気で、約7年で10億円以上を稼いだという。吉原に詳しい風俗ライターが語る。
「南雲容疑者は、バブル期にはソープを10店以上経営しており"吉原のドン"として知られていました。彼には別の顔があって、南雲千秋と名乗り、『日本サイパン文化交流会』や障害者を支援する『ふれあい会』というNP0法人の理事長を務めています。さらに自分で芸能プロダクションやAV制作会社も経営し、最近では人気AV女優を集めたグループ『SEXY-J』のプロデュースをするなど、AV業界でも有名な人物です」
 吉原には、南雲容疑者の経営する店以外にもAV女優が所属している店はたくさんある。その中で、彼の店が狙い撃ちされたのには理由があった。前出の風俗ライターが解説する。
「今回の事件の発端は、南雲容疑者が経営する芸能プロでのAV出演強要問題なんです。所属していた女優が無理矢理ビデオに出演させられたということで、その彼氏が、弁護士に相談し、原宿署に被害届を提出したんです」
 しかし、出演強要での立件が難しかったようで、ひとまず売春防止法で引っ張ることにしたという流れだ。
「南雲容疑者のソープにはいくつかのAVプロダクションから女性が派遣されてきている疑いがあり、捜査は今後、労働者派遣法違反でAVプロダクションに及ぶようです」(前出・全国紙記者)
 AV女優へのインタビュー本『名前のない女たち』の著者である中村淳彦氏は以下のように語る。
「AV市場は、10年前から競争が激しくなり、一本あたりの売り上げが落ちてしまいました。そのため、AV女優のギャラも大きく下がり、出演する女優にとってはリスクと合っていない仕事。プロダクションもAVより稼ぎの良い仕事として高級ソープへと女の子を送るようになったんです」
 南雲容疑者の取り調べが進めば、さらなる被害者が出てくる可能性が高い。
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9月11日に強制捜査が入ったラテンクオーター。
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店のホームページでは、「AV女優が多数在籍」と派手に宣伝されていた
PHOTO:田中俊勝
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