ラグビーの貴公子 平尾誠二さん「30年前のデート写真」
2016.10.29
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元女優で妻の恵子さんと神戸・三宮で
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交際当初、恵子さんは平尾さんが有名選手だと知らなかったという。練習があるため会えるのは日曜日だけだった
 鏡に映る鋭い眼光――ただならぬオーラを発しているのは、10月20日に胆管細胞がんで亡くなった平尾誠二さん(享年53)。この写真は30年前に撮られ、平尾ファンの女性たちを嘆かせた一枚だ。
 華麗なプレーに加え、端正なルックスもあって、多くの若い女性がスタジアムに詰めかけた「ラグビー界の貴公子」。’86年11月に撮影されたこの写真で平尾さんの傍らにいるのは、交際していた元女優の恵子さんだった。
 写真週刊誌5誌が乱立し、スクープを競っていた’80年代。’86年秋に週刊化されたばかりの『Emma』(文藝春秋社、翌年休刊)が二人のデート現場を掴んだ。
「ホテルのロビーで、先に恵子さんがエレベーターに乗り、平尾さんが時間差で乗り込んだ瞬間、1回だけシャッターを切った。『いい話なので、しっかりとお話をうかがいたい』と伝えると、平尾さんは『そちらも仕事やからな』と爽やかに受けてくれた」(撮影したカメラマン)
 神戸・三宮の街並みが一望できるホテル最上階の和食店で、カメラマンを前に食事を楽しむ二人。当時、平尾さんは社会人1年目の23歳で、交際から2年が経過していた。結婚について聞くと、
「まだ社会人として半人前だし、経済的にもしっかりしてからと考えています」
 という平尾さんに、恵子さんは、
「もし、いまプロポーズされたら、どこまでもついて行きます」
 ときっぱり話していた。このデートから1年7ヵ月後の’88年6月に二人は挙式、二人の子どもを儲けた。生前、家族に深い愛情を注ぎ続けた平尾さん。ラグビー界の英雄は、家庭でも最高の男だった。ファンの涙は涸れることがない。
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恵子さんは女優を半年前に引退し、宝塚の実家暮らしだった
PHOTO:佐々木 芳郎
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