平幹二朗さん「秋田まで岩盤浴通い」の秘蔵写真
2016.10.29
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自宅浴室で突然死、息子・平岳大が発見
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約1時間の岩盤浴を終えた平氏は、話しかけてきた湯治客と気さくに会話を交わし、握手にも応じていた
「今年5月5日に開かれた同期会で会いましたが、体調が悪そうな様子はまったくありませんでした。彼は物静かな性格で、あの日もいつも通り、ニコニコと仲間の話を聞いていた。それだけに、訃報を聞いたときは驚きました。ただ、同期のなかで80歳を超えて現役だったのは彼くらいのもの。生涯現役を貫いた役者人生は本当に立派ですし、彼自身も悔いはないのではないでしょうか」(俳優座養成所の同期生で脚本家のジェームス三木氏)
『三匹の侍』(フジテレビ系・’63年)やNHK大河『樅ノ木は残った』(’70年)など数々のテレビドラマで主役を張った名優・平幹二朗さん(享年82)が10月23日、都内の自宅で亡くなった。
 22日から連絡が取れなくなり、長男で俳優の平岳大(42)が心配になって自宅を訪ねたところ、浴槽で横たわっているのを発見したという。
 写真は、秋田・八幡平にある「玉川温泉」で岩盤浴を楽しむ平さん。平さんは’87年に肺がんが発覚。肺の4分の1を切除する大手術を受けた。リラックスするため、’90年ごろから時間を見つけてはこの温泉に通っていた。
 本誌のインタビューに本人がこう語っている。
「肺がんと言われたときは、そりゃあショックでしたよ。でも同時に、じたばたしてもしょうがないかって思っちゃったんです。いろいろ勉強してがんの知識を得たとしても、それで治るというわけではないでしょう。このような心境になったのは、’84年に(女優・佐久間良子と)離婚したことがかなり影響してるんですよ。あのときはマスコミにあることないことたくさん取り上げられたようですが、僕はそれらをまったく見なかった。お陰で傷つかなかったし、後で人を悪く思ったりしなかった。知らないってことも、こりゃあ気が楽でいいやってわかったんです。それをがんにも応用したわけです。
(温泉の)評判はあまり信じていませんでした(笑)。それでも通っているのは、岩盤浴をすると血行がよくなり疲労が抜けるように感じるからです。余分にもらった命なのだから、生きたいように生きよう、これが僕のがんに教わった考え方です」
 療養の甲斐あって病状は回復。離婚後は一人暮らしを貫き、最近も10月17日スタートの新ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系)に出演中だった。
 映画や舞台で圧倒的な存在感を放ち続けた平さんは、60年に及ぶ長い役者人生を閉じた。
PHOTO:三好健志
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