“ハマのドン”藤木企業・藤木幸夫会長が激白!「横浜カジノ」構想
2016.11.07
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「東京五輪」後のビッグ・プロジェクトをめぐって激しい綱引き
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自宅から黒塗りのセンチュリーで出かけようとする藤木氏を直撃。「みなとみらいは大失敗」と繰り返した
「(カジノ法案は)通りますよ。間違いないです」
 そう断言するのは、港湾荷役業「藤木企業」の藤木幸夫会長(86)。
 一時はお蔵入りしていたカジノ法案が息を吹き返した。カジノ推進派の二階俊博氏(77)が幹事長に就任したことで、一気に復活。今国会での成立が有力視されている。実現すれば五輪後の景気対策の目玉として期待されるビッグ・プロジェクトであり、東京、大阪などの候補地が激しい綱引きを行っている。そんななか、注目を集めているのが藤木氏なのである。
「現在、横浜では山下埠頭の再開発計画が進んでおり、ここにカジノを含めたIR(統合型リゾート)を誘致しようとしています。水面下でその計画を動かしているのが、藤木会長なのです」(横浜市政関係者)
 藤木氏は横浜港運協会を率い、横浜エフエム放送の社長など、地元の重要企業のトップも兼任。その影響力から、"ハマのドン"と呼ばれている。山口組の"中興の祖"である田岡一雄三代目とは父・幸太郎氏からの関係で、『田岡のおじさん』と呼ぶほどの仲だ。
「藤木会長は政界との関係も深く、横浜が地元の菅(義偉)官房長官も会長には頭が上がりません。最近は二階氏とも頻繁に会っているようです」(同前)
 10月30日、横浜市内にある自宅前で藤木氏を直撃した。
「菅にはもう言ってある。(山下埠頭の再開発は)『俺がやるよ』とね。いろんな企業が参入して、バラバラになってしまったのが、みなとみらいの再開発。あれは大失敗ですよ。そうならないように、山下埠頭の再開発はコンソーシアム(共同事業体)を設立してやる。コンソーシアムに、参加企業を集めるのは私がやります。そこにカジノだとか、何を呼ぶかは、林が、林(横浜)市長が決めること。二階さんなんかと酒を飲んだときに、個人的にそういう話はしますよ。二階さんが『いやー、(地元の)和歌山というところはなんにもねえから、なんとか俺のところで(カジノを)やりてえな』と言うから『やんなよ、やんなよ』と言いました。私が『横浜とあんたのところ(和歌山)と2つあってもいいからやろうよ』と言うと、彼も『そうですね、やりましょうか』なんてね」
 現在、山下埠頭ではカジノ誘致を見込んだ再開発計画が進み、一部区域での立ち退きも始まっている。「横浜カジノ」が実現しなければ、大混乱が起きる。
「カジノ法案のキャスティングボートを握っているのは、菅官房長官と二階幹事長です。この二人が"藤木ライン"に乗るということでしょう。二階さんが和歌山にカジノを呼びたい、というのは選挙区に対するリップサービスでは。実際には交通アクセスなどの面で難しいと思います」(政治評論家・浅川博忠氏)
 官房長官も横浜市長も呼び捨てにする"ドン"が、ついに動き出した。
PHOTO:小松寛之
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