月イチ連載 国立 大カタギリ博物館 no.017 土佐剣
2016.11.08
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片桐 仁が制作する不条理アート
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幅134×奥行190×高さ400(㎜)
2016年11月。
「イオンモール高知」で開催中の『ギリ展』の会場内で『土佐剣』を構える、カーター卿
 世界中から珍しい工芸品・宝飾品・発掘品が集まる、サー・カーター卿のコレクション。その中には"歴史の転換期"に用いられたものも多くあります。
 この『土佐剣』もその一つ。勇ましくも愛くるしい土佐犬の頭頂部から飛び出したキラキラでギザギザの刀。よく見ると、その刀身が高知県の形になっております。この土佐剣が歴史にどのような影響を及ぼしたのでしょうか?
 時は幕末、江戸で北辰一刀流の免許皆伝を許された坂本龍馬が、故郷に帰る途中、山賊に襲われる商人を助けました。その商人こそが、居酒屋店主ジョン万次郎で、意気投合した二人は日本の未来について話し合い、龍馬は脱藩を決意。その時ジョン万次郎から託されたのが、土佐の秘宝『土佐剣』であるというのです。この土佐剣を見た西郷隆盛と桂小五郎は、土佐犬と剣と高知県という、あまりの唐突な韻踏みに価値観を揺さぶられ、薩長同盟を結ぶことを決めたと言われています。また徳川慶喜が大政奉還に踏み切ったキッカケにもなったとか、龍馬の懐には拳銃ではなく、常に土佐剣が入っていたとか言われています。
 高知県のご当地作品ということで、カツオ、龍馬、あたりかな~と思ってたら、高知出身のアーティスト、デハラユキノリさんが土佐犬をモチーフにした作品を作っていて、柴犬派の僕的にノーマークだった土佐犬のカワイさと肉のたるみ具合にグッと来てしまった、というのが正直なところですな!
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17年間製作し続けてきた作品が一堂に会する『ギリ展』は11月6日まで開催中!『土佐剣』も見られます!
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かたぎり・じん(サー・カーター卿)42歳。「車あるんですけど…」(テレビ東京系)にレギュラー出演中。11月11日からは舞台『サバイバーズ・ギルト&シェイム』に出演予定です!
PHOTO:大坪尚人
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