「斂葬の儀」から見えた「女性宮家」創設の緊急度
2016.11.12
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天皇の生前退位と並ぶもう一つの問題
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午前11時過ぎ、百合子妃を先頭に会場の中を移動する皇族方
 車椅子に乗った百合子妃(93)を先頭にして歩く一行。秋篠宮(50)と紀子妃(50)の後ろには、三笠宮家の彬子(あきこ)女王(34)、瑶子(ようこ)女王(33)、高円宮家の久子妃(63)、承子(つぐこ)女王(30)、絢子(あやこ)女王(26)が続いている。11月4日、三笠宮崇仁親王(享年100)の「斂葬(れんそう)の儀(ぎ)」が、東京・文京区の豊島岡(としまがおか)墓地で執り行われた。
「崇仁親王が亡くなられたことで、三笠宮家(三笠宮家から分かれた高円宮家を含む)からは男性がいなくなってしまいました。このままでは、秩父宮家や高松宮家のように、三笠宮家が消滅する可能性があります。それを防ぐためにも、女性が当主の"女性宮家"の創設が求められています」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)
 今回の「斂葬の儀」では、改めて皇族は女性ばかりだということが際だった。喪主である百合子妃が高齢なため、喪主代理を務めたのは、彬子女王。彬子女王は公務を熱心にこなし、いまや三笠宮家の中心的存在になっている。秋篠宮家に目を向ければ、眞子内親王、佳子内親王の存在感が日に日に大きくなっている。特に眞子内親王は、最近一人での公務が増えた。
 しかしながら、現行法では、彼女たちは、結婚すると皇籍から外れてしまう。女性皇族が当主となる宮家の創設は難しいのか。
 全国紙宮内庁担当記者が語る。
「悠仁(ひさひと)親王が生まれるまでは、女系天皇も含め、女性宮家に関する議論は活発でした。しかし、悠仁親王誕生後、すべての議論はストップ。その後、公務の負担は重くなる一方で問題はなにも解決していない。今回崇仁親王が亡くなり、19人の皇室メンバー中、男性は5人だけになりました。これでは数年後、公務・祭祀ともに実施が難しくなる。有識者会議で生前退位について議論されているが、皇室にとって同じくらい重要なのが女性皇族のさらなる活躍なのはいうまでもありません」
「斂葬の儀」で成年皇族が一堂に会したわけだが、その結果、皇室が抱える問題を目の前につきつけられた形となった。
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秋篠宮 長女 眞子内親王(25)
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秋篠宮 次女 佳子内親王(21)
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三笠宮 長女彬子(あきこ)女王(34)
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三笠宮 次女 瑶子(ようこ)女王(33)
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高円宮 長女 承子(つぐこ)女王(30)
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高円宮 三女 絢子(あやこ)女王(26)
PHOTO:JMPA(人物)
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