シリーズ 有名人たちのもう一つの顔「私、マニアです」第24回 元井美貴(お天気お姉さん)
2016.11.16
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「東京マラソンもこれで走りました」
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「10年前に初めてメキシコに行ったときは、本当に感動しました。プロレス会場近くに、覆面を売る屋台がたくさんあったんです。安いモノだと100ペソもしない。日本円で600円くらいです。嬉しくなって、10枚以上衝動買いしてしまいました」
 気象予報士の元井美貴(36)が笑う。現在7本の番組にレギュラー出演する元井は、プロレスの覆面収集家として知る人ぞ知る存在だ。手に入れた覆面グッズは、100点以上にのぼる。
「2歳年上の兄の影響で、幼稚園児のころは『キン肉マン』にハマっていました。キン肉マンは、覆面の下の顔を見られたら死あるのみという世界。そんな意識が強かったので、テレビで獣神サンダー・ライガーさんとエル・サムライさんの試合を観ながら、異様に興奮したのを覚えています。お互いに覆面を剥(は)ごうとするので、『大変! あの人たち死んじゃう!』なんて思って。中学生になると『週刊プロレス』や『ゴング』を購読し、机の隅に選手のコスチュームの柄などを落書きしていました。だからでしょうか。女の子の友だちとは、あまり話が合いませんでした(笑)」
 趣味が高じて、10年前に観戦したのがメキシコの「ルチャ・リブレ(スペイン語で『自由な戦い』の意味。同地のプロレス)」だ。
「メキシコは覆面レスラーが多いんです。お気に入りは、エル・ソラール選手の覆面ですね。ソラールとはスペイン語で太陽を表す言葉なので、気象予報士として興味を持ったんです。東京にも水道橋に覆面屋さんが何軒かあるんですけど、そこで見つけたのがインドのカレーマン選手のマスク。カレーライスが頭に載っているという斬新なモノで、その日の辛さにより赤だったりオレンジだったり色が変わるんですよ。こうした本人仕様の覆面だと、3万円ほどします。本物は一針一針丁寧に縫われ、キメが細かく被り心地がいいです」
 実際に覆面を被ることも多い。
「3年前の東京マラソンには、覆面姿で参加しました。現在は、安全対策の影響で被れませんけどね。プロレスに夢中になり過ぎてしまい、いつの間にかカレシと破局していたこともあります。でもいいんです。座右の銘は『イケメンよりフクメン』なので」
 ゆくゆくは、天気予報に覆面を取り入れたいとも考えている。
「メキシコには、雨や雷など天気をモチーフにした覆面を被っている選手がいます。私も天候に合わせた覆面で、解説するのが夢なんです」
PROFILE
もとい・みき ’80年、東京都出身。青山学院大学文学部卒業。在学中の’00年に気象予報士試験に合格。『TBSニュースバード』のお天気コーナーは’01年から15年間担当。『みのもんたの朝ズバッ!』や『JNNニュース』(ともにTBS系)などに出演。プロレス専門チャンネル『FIGHTING TV サムライ』のプロデューサーの目にとまり、外国人選手の通訳に。色彩検定2級、秘書技能検定2級
PHOTO:小松寛之
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