虎の救世主 糸井嘉男「甲子園を沸かす宇宙人級の珍言録」
2016.11.26
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祝 阪神移籍!
この男、笑わそうとしてやっているのか
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メジャーを意識したこともあった。理由は「カッコよさそう」。「ちなみに知っている英語は『I’m hungry』だそうです」(夕刊紙デスク)
 関係者の話を総合すると――"宇宙"の起源は近畿大学時代にあったようだ。
 糸井嘉男(35)が4年時に1年生だったソフトバンク・大隣憲司(32)によれば、糸井の部屋自体がまさに「宇宙」だったという。
「朝が弱いので、後輩が寮の部屋まで起こしに行くのですが……糸井さん、デカいから(身長187㎝)、脚がつっかえてドアが開かないんですよ。なんとか隙間を作って部屋に入ると、外から光が入らないよう目張りがしてあって、中は真っ暗。ふと天井を見上げると、プラネタリウムみたいに星が輝いていました……」
「右中間」を「宇宙間」だと思っていたなどの天然エピソードの数々から「宇宙人」と称される糸井。この度、4年18億円の大型契約を結んで阪神にFA移籍した"虎の救世主"の、それこそ星の数ほどある珍言録を紹介しよう。
珍言エピソード① エビフライ
 糸井は’03年オフ、自由獲得枠で日本ハムに入団。ファイターズ担当記者は「最初から珍言連発でした」という。
「入寮日、報道陣にセールスポイントを聞かれた糸井は『ストレートと走り』と答えたのです。たしかに俊足ではあったのですが、投手としてプロ入りしたのに足をアピールされても……。糸井にとって人生初の北海道入りだと聞いたので、北海道のイメージを聞いたら『草原』。球団幹部との会食の感想を尋ねると『エビフライ』。……なんというか、直感の人なんでしょうね」
珍言エピソード② セットポジション
 元日ハムの捕手、駒居鉄平は投手時代の糸井を知る数少ない人物の一人だ。
「1年目から150㎞の剛速球を投げていましたが……投手としては"それだけ"でしたね(笑)。コントロールが悪くて、集中できないからファームでも勝てない。僕が受けていた試合で、こんなことがありました。ランナーが一塁に出て、セットポジションをとった途端、糸井さんがマウンド上で固まったのです。聞いたら『投げ方が、わからなくなった』と……」
 糸井は翌’06年、野手に転向した。
珍言エピソード③ 2.0になりました!
 たった2年で投手失格の烙印をおされた糸井だが、連日2000球の打ち込みなど猛練習を積み、転向からわずか3年でセンターのレギュラーを奪取した。
「糸井の身体能力をフル活用することを考えたら、外野手は天職です。50m5秒76の俊足で落下点に入り、垂直跳び90㎝のジャンプ力でスーパーキャッチ。遠投120mを誇る強肩も魅力です。以前、アウトカウントを間違えた糸井が捕球後、3アウトチェンジなのにバックホームしたことがあって……危うく、レーザービームがダイレクトでマウンドの斎藤佑樹を直撃するところでした」
 超人プレーを生み出すため、糸井がこだわっているのが、サッカーのC・ロナウドをモデルとしているというパッキパキの筋骨ボディと「視力」だ。
「糸井は’11年オフに視力矯正のレーシック手術をしたのですが、実は手術前の視力は1.5もあった。当然、医者は『本当に手術するの?』と確認したそうですが、糸井は手術に踏み切り、『2.0になりました!』と喜んでいました。しかも、調べてみたら’08年オフにもレーシック手術を受けていて、『ちょっと視力が落ちてきたから……』と」(スポーツライター)
 1.5じゃダメなんでしょうか?
珍言エピソード④ 北海道の人のために
 ’13年春にはWBC日本代表に選出されるなど、球界を代表する外野手に成長。あえて弱点をあげるとすれば「あの天然っぷりでしょう」と前出の記者が言う。
「毎年、シーズン終盤になると『マジックとは何か』という糸井のための講習会が開かれます。講師は記者。どうして点(つ)いたり消えたりするのか。どういうケースで二つ減るのか。毎回、糸井さんは『なるほど!』と理解してくれるんですが、1年経ったら、また聞きに来る。糸井マジック講座が開かれているのを見ると、番記者たちは秋の訪れを感じます」
 WBCでもサインが覚えられず「極端に簡素化された糸井サインが開発」(夕刊紙デスク)されるなど、話題に事欠かなかった糸井。
「準決勝で敗れた後、こうコメントしました。『この悔しさを胸に、ハムに戻って頑張ろうと思います。北海道の人たちのためにも!』と。糸井は前’12年オフにオリックスにトレードされていたのですが……」(前出・デスク)
珍言エピソード⑤ おにぎり君
 オリックス移籍を受け、関西のマスコミは「スピードでチームに与えられるもの? 早寝、早起き」といった糸井の珍言を取り上げて紙面を盛り上げようとしたが、当の本人はフィーバーを快く思っていなかった。オリックス番記者が言う。
「ヒーローインタビューを断ったり、コメントを取ろうと待っていた我々を避けて、別の出口から帰るようになってしまった。マイペースで考え方もマッチョなのかと思いきや、とても繊細なんです」
 記者に対して、思わず声を荒らげたこともあった。
「なんで俺が宇宙人なんだよ? 俺は地球人だよ! どこから見ても違うだろ!」
 それでも、珍言は止まらない。
 ’14年のキャンプで痛めていた右わき腹痛を再発させた際には、「彼女みたいなもの。はよ、別れたいです」と独特な表現。鶏肉を食べながら「アグー豚はうまい」と言って周囲を和ませた。
「ソフトバンクの柳田悠岐と『Number』の企画で対談したときは、西武の中村剛也のことを『おにぎり君』と言っていました(笑)。糸井が打席に入るときの音楽はSMAPの『SHAKE』なのですが、今年1月、解散騒動が勃発した際にはかなり動揺したそうです。その後、メンバーが『SMAP×SMAP』(フジ系)内で解散しないと宣言したときは『ヨッピ、ハッピ、シェイクです』と、あだ名の『ヨッピ』を歌詞にいれて喜んでいましたが……」(前出・記者)
 SMAPは解散しそうだが、どうか甲子園で大暴れしてヨッピ、ハッピ、シェイクしておくれ!
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ドラフト直後の糸井。動体視力が良いからかパチスロで連戦連勝だったそうで、「野球がダメでもパチプロになれたはず」(近大関係者)
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投手としての通算成績は8勝9敗3セーブ、防御率4.86(ファーム)。’06年4月に野手転向。打率.306、8本塁打、8盗塁の好成績を収めた
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