年間死傷者100人!街をうろつくクマが急増中
2016.12.03
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暖冬で冬眠に入るのが遅くなり、12月も要注意!
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富山県内のレストラン前で、営業時間外の夕方5時過ぎに撮影。同店は出没情報を受け自動ドアの電源をオフにしていた。クマは人の気配が消えると大胆に行動する
「クマは食べ物の匂いをかぎつけ、日中から堂々とレストランの周辺などに現れます。人間を怖がらないクマもいる。クマ出没情報が出たらすぐに自動ドアの電源をオフにしないと、店内に進入することもあり非常に危険です」
 ’07年からツキノワグマを撮り続ける、カメラマンの澤井俊彦氏が語る。
 全国でクマの出没件数が激増している。今年上半期だけで1万2820件。すでに昨年1年間の出没件数(約9600件)を大幅に超えているのだ。被害も拡大している。’80~’90年代の年間死傷者は20人前後だったが、’10年以降、平均して毎年100人ほどの犠牲者が出ているのだ。
 今年5~6月には、4人が殺される凄惨な事件が起きた。秋田県鹿角(かづの)市で、タケノコ狩りをしていた60~70代の男女が次々とクマに襲われ死亡。顔や尻の肉が削がれ、遺体は激しく損傷していた。後に射殺されたクマの胃袋からは人体の一部が発見され、人肉を食べていたことが判明。だが"主犯格"は別にいるらしいことも分かり、複数のクマに襲われた可能性が高いという。前出の澤井氏が語る。
「クマの出没が増えた理由は、個体数が増え人の生息地域にエサを求めるようになったからです。ゴミや農作物置き場なら、森の中より簡単に食物が手に入りますからね。クマは必ず出現した場所に形跡を残す。看板や壁にかじった跡やツメ跡があれば注意が必要です。クマを見かけても決して刺激してはいけません」
 暖冬の影響で冬眠時期がずれ込んでいるため、12月いっぱいは注意が必要だ。
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北アルプス山麓で。至近距離から撮影したクマのツメの画像は貴重。殴られれば人間も顔の半分を失う
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ゴミが一時保管されていた倉庫。クマの嗅覚は犬以上で、数百m離れた場所からでもエサをつきとめる
PHOTO:澤井俊彦
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