あゝテレビ業界残酷物語 ブラックすぎる撮影現場をADが激白! 2/3
2016.12.31
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女性へのセクハラ発言は挨拶代わり 悪しき風習が残るテレビ業界
 体力面で酷使されまくる男性ADに対して、女性ADにはまた違った過酷さがある。――そう、セクハラだ。
「帰り支度が終わったのが23時。次の日も朝から準備があるため早めに帰りたかったのですが、40代独身の番組ディレクター2人に強制的に飲みに連れていかれたんです」(伊藤ゆきさん・仮名・25歳)
 一般企業では今や強引に飲みに連れだすだけでもアウトだというのにテレビ業界では、そんなモラルは通用しない。
「飲みでの会話はひたすら私へのダメ出しや、そのほかのADの悪口。あげく『お前はブスだけどブスの友達は可愛いっていうじゃん。仕事で貢献できてない分、女紹介しろよ!』と言ってきたんです……」
 セクハラとモラハラとパワハラを織り交ぜた攻撃を、一気に受けた伊藤さんは続けてこう悔しがった。
「もっと許せないのが、始発が動き出した朝方のお会計。ディレクターの一人が『今日のアドバイス役に立った?』と聞いてきたんです。私は最後の気力を振り絞って『とっても役に立ちました。ありがとうございました!』と言うと、『はい、じゃあごちそうさま』とだけ言って私を置いて出ていってしまったんです。驚きのあまり声の出なかった私に、もう一人は、『俺は出すよ』と1000円札1枚をテーブルに置いて出ていきました。あの時はショックでしばらくその場から動けませんでしたね。私は、ほとんど食べず、レモンサワー2杯しか飲んでいないのにお会計1万2000円を支払って、聞かされたのは暴言と愚痴だけ……。あの二人のことは、一生許しません!」
 酷い話には続きがある。上司に逆らうことのできない伊藤さんは、このクズディレクターたちに女の子を紹介するため、後日合コンを開催。しかし40代でハゲ気味のディレクターは女の子たちにまったく相手にされず、合コン後「俺に恥かかせやがって!」とねちねち文句を言ってきたという。
「テレビの現場は、完全な男社会。そこで女が生き残っていくには、セクハラなんて気にしていたらダメなんですね。『おっぱい大きいねー!』と言われても『ありがとうございまーす。今日もEカップでーす』と笑顔で返せるぐらいでないと」(前出・伊藤さん)
 男女関係に鈍いのもADとして命取りだ。
「人間関係が乱れ切った現場もあって、職場内での三角関係や不倫は敏感に察知して仕事をしないと、もろに地雷を踏むんです」(伊藤さん)
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ストレスのはけ口だけならともかく、会計までADに持たせるディレクターにつかまらないように、早く後輩女子がこないかと待ち望んでいるらしい
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過労のためドクターストップと診断されるADは後をたたない。しかし診断書もお守り程度にしか効かないと半ばあきらめているそう

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