あゝテレビ業界残酷物語 ブラックすぎる撮影現場をADが激白! 3/3
2016.12.31
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企画にかこつけて、女性タレントの
プライバシーを探るプロデューサー
 自身へのセクハラや乱れた男女関係だけではない。業界関係者の出演者への性暴力を目撃したADもいる。
「某番組のプロデューサーは、出演者にすぐ手を出すことで有名です。お気に入りの女の子を集めて使ってるので、番組を見ていれば彼の好きな系統ばっかり揃っていて面白いですよ」(鈴木春奈さん・仮名・27歳)
 いつの時代も、まことしやかに噂される芸能人と業界人の仕事の範疇を超えた"おつきあい"はたしかに存在するのだ。
「サバイバル形式でアイドルたちを競わせていくあの有名番組には、自分の好みの子を残していくプロデューサーがいるんです。『番組に残りたいなら、わかるよね?』っていう空気を匂わせてます。ご飯に誘うだけならまだいいほうらしい」(鈴木さん)
 また、バラエティ番組の定番企画「抜き打ちカバンチェック」には、視聴者も知らないウラの意図が隠されているという。
「あれは、撮影という名目で出演する女性タレントの携帯やスケジュール帳を見て、彼氏の有無をチェックしているんです。タレントも撮影中は拒否できないですからね。そこで彼氏がいる場合はアウト。次の週には順位が落ちていたり脱落させられるんです。推されてたのに急に扱いが悪くなったりする子は、彼氏の存在が発覚したか、プロデューサーの誘いを断った子。番組の人気投票なんて形だけで、番組に残るためには、プロデューサーのお気に入りになれるかどうかが鍵なんです」(前出・伊藤さん)
 テレビに出たい、というタレントの純粋な気持ちを利用し、自分の権力をちらつかせて甘い汁を吸う。番組を私物化する、あまりに姑息な手口には呆れてモノも言えない。そういったプロデューサーやディレクターの"やりたい放題"は、どの局にも存在するようだ。
「水着姿のかわいい女の子をたくさん集めた、ゆるい企画が人気の某深夜バラエティーでは、女の子の名前が出るわけでもないし、ぶっちゃけ数が集まればいいんです。それなのに、ディレクターがわざわざ全員と一対一でオーディションするとか言い出したんです。あとからオーディション受けた子に聞いたら『連絡先を教えるまで帰さない』と言われたらしいんですよ。しぶしぶ交換したらすぐ連絡がきて『合コンを組んでくれ!』と。その子も番組出演が業界への足がかりですから、そりゃ断れないですよね」(山口たつきさん・仮名・24歳)
 バラエティーを見ていると、賑やかしとして女の子が多く出演する番組がある。そこに立っている女性たちは、プロデューサーやディレクター肝いりのタレントを喜ばせるため、あるいは出演をちらつかせて合コンオーディションをするためだけの要員なのだ。
 映像編集という立場を利用し、出演者を悪者に仕立てあげることも、制作側にとってはたやすいことだ。
「某プロデューサーは、本当に評判が悪いんです。その人が担当する番組では言ってないことを、言ったかのように編集されるらしく、みんな出演を嫌がります。ほかの話題の時のリアクションを切り取り、悪意を持って別のシーンに入れこむことで、その出演者が視聴者に悪印象を与える編集をするんです」(前出・中村さん)
 さらに、同プロデューサーが担当する番組MCの芸人Nとタッグを組んで、怪しい夜会を開いているという。
「知り合いのアイドルの子の話です。Nさんに『お笑いライブを見においでよ』と誘われ、一緒に行った後、『打ち上げでプロデューサーに会わせてあげるよ』と言われてついて行ったそうなんです。その子をプロデューサーに紹介したNさんはさっさと帰宅。そのプロデューサーから『2軒目は時間を気にせず飲めるように、ホテルにいくつか部屋をとってあるからそこで飲もう。スタッフもみんな行くから安心して』と念押し。ところが、ホテルに着くとアイドルの子とプロデューサーで一部屋、もう一部屋はスタッフ用というように、強制的に分けられてしまったんです。スタッフもNさんもみんなグルだったんですよ」(前出・松本さん)
 アイドルとプロデューサーがその部屋でどうなったかまでは教えてもらえなかったそうだが……。
 ちなみに出演者とADの関係はどうなのだろう?
「今をときめくタレントさんやアーティストと話ができたり、ふとした瞬間に素顔を見せてもらえるのは、業界で働く特権のようなもの。しかし、見たくない、知りたくないことを知ってしまうことの方が圧倒的に多いんですよね」
 苦笑しながら、芸能人の裏の顔を語ってくれたのは、音楽番組を制作している金田明さん(仮名・28歳)。
「若い女性の間で人気のカリスマシンガーNは、めちゃくちゃ態度が悪いんです。ちょっとでも空き時間ができると、すぐに『タバコ吸いたい』ってうるさいんですよ。リハとか分刻みな仕事にも平気で遅刻して、現場を待たせたのにすみませんの一言もなく、ムスっとした態度。さすがに何様だよと思いました。しかも生歌が音源と違いすぎるため、生で歌いたがらないんです。ほんとは歌がヘタなことがバレたくないみたいで、いくら頼んでも『絶対ヤダ!』の一点張り。一度マネージャーさんが『Nは生では歌えません。すみません!』と土下座したこともあるらしいですよ(笑)」
 結婚式でも使用されるラブソングを歌っているNだが、「あの性格では本人が曲を使う日は絶対に来ない」などと、イヤみを考えてしまうほど、金田さんにとってはトラウマになってしまったようだ。
 また、急なブレイクを果たして売れたことで、態度が変わってしまった歌手もいる。朝の情報番組を制作している加山美香さん(仮名・23歳)は、ディズニー映画の主題歌を歌い、人気を集めた女性歌手Mについて語った。
「"声かけるなよ"オーラを全身にまとってましたね。合間のちょっとした時間も、自分の取り巻きがいる場所にすぐ戻って、目も合わせてくれませんでした。現場の空気も最悪で……」
 彼女にとっての"ありのまま"の姿、できれば知りたくはない話だ。
 いつも笑顔を絶やさない爽やかなアナウンサーも、ADには思わず素の表情を見せる。
「カメラの前と全然違うのは、男性アナウンサーのTさん。昔はまったくそういう人じゃなかったらしいんですけど、バラエティーでイケメンアナとして人気が出たあたりから、変わっちゃったみたい。自分の思い通りにならないとすぐ嫌だって言って収録の1時間押しはザラ。なんとか機嫌を直してもらおうとフォローするのが大変でした。ディレクターなど偉い人に声をかけられるといつもの爽やかな笑顔にサッと切り替えて、いなくなったとたんにそのディレクターの悪口言ってきたり、裏表が凄いんですよ。男性ADのことを露骨に下に見ていて、しつこくいじってくるので、その人と仕事するのはみんな嫌だって言ってます」(前出・加山さん)
 女優の現場が多い真島拓哉さん(仮名・26歳)によれば、老若男女から支持され、好感度の高い女優の中にもスタッフ間での評判は最悪な人もいるらしい。
「化粧品をはじめCMにひっぱりだこの清楚系女優IとTは、2人とも態度が悪いことで有名です。やりたくないだの、このくだり何か意味ありますか? とか、しょっちゅう文句を言ってくるので、気を遣って大変ですよ。こういう人たちって、結局仕事が減っていくから、今がピークで、いずれ見なくなるでしょうね」
 また、映画賞を総なめにした若手演技派女優のNは、銭ゲバな一面が話題になっている。
「映画中心の女優としてやっていくだろうと思っていたら、最近はバラエティのレギュラーやテレビドラマにガンガン出るようになりました。彼女の急な方向転換は、Nが"金"に目覚めたからだと言われてます。映画は拘束時間が長い割にギャラが少ないので、効率よく稼げて、知名度や好感度をアップさせてくれるCMの仕事を増やしたいんでしょうね。六本木で一番高いマンションを狙ってる、なんて噂もありますよ」(前出・金田さん)
 タレントはもともとワガママなものかもしれないが、厳しい勝負の世界を生き抜いてきた元スポーツ選手のタレントにも、面倒なタイプが存在する。
「タレントさんに出演依頼をすると、食べられないものや控え室に用意しておいてほしいもののリストが送られてくるんです。元サッカー日本代表のNさんの場合はA4判で2ページ分、NGの食べ物や控え室に欲しいものがズラーッと書いてあってビックリしたことがあります。その時はイラッとしたけど、実際に会ったらむちゃくちゃオーラが凄くてかっこよかったので、まぁいいかな(笑)」(前出・金田さん)
 何人かのADから、"難しい"として挙げられたのがジャニーズのタレント現場。
「ジャニーズ系の番組は、昔からスタジオを出入りする際のチェックがすごく厳しいんです。とくに今は、SMAP騒動の影響か、局の偉い人とかも顔を出したりして余計にピリピリしてますね。ジャニーズのタレントさん自体は、イメージ通り明るくていい人が多いんですが、若手グループのYくんだけは最悪。『今日はこういう流れでお願いします』って言っても、髪型ばかり気にしてこっちを見もしないんです。ジャニーズ周りは全員専属のスタッフなんですけど、ヘアメイクさんなどに何でも命令するし『ちょっと! 鏡こっち!』みたいな強い口調で、スタッフ全員を下に見てる感じでむかつきましたね」(前出・金田さん)
 女性ファンに笑顔を届けるのに疲れてしまったのか、現場での評判は最悪なようだ。
 ラクじゃないというイメージが定着しても、テレビ業界を志す若者は引きも切らない。業界の華やかなイメージに憧れ、芸能人の身近な存在になれるのではというミーハー心をくすぐられる者やクリエイティブな世界に憧れ、「いつかは自分の企画で番組を」という意識高い系の需要もあるため、人気はまだまだ衰えないだろう。しかし、そんな若者たちの夢や希望を逆手にとり、使い捨てようとするのがテレビ業界の本性。彼らが、この状況から抜け出せる日は、くるのだろうか。
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