「福島が1月に2度大揺れする」
2017.01.13
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昨年末の茨城M6.3を的中させた
地震予知学者が
本誌に緊急警告
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早川地震電磁気研究所の代表でもある早川氏。専門は電磁環境学。名古屋大学大学院修了。’95年の阪神・淡路大震災以降、地震の予知研究に従事している。日本地震予知学会会長も務める
「いきなり『ドーン!』と、下から突き上げられたんです。震源付近のこの辺りでは、東日本大震災の時より激しい揺れで、ウチもガシャガシャと棚からモノが落ちてきた。立ち上がることもできず、柱にしがみついているのがやっとでした」
 茨城県高萩市に住む40代の男性が振り返る。年の瀬が迫った昨年12月28日夜9時半過ぎ、最大震度6弱の地震が関東地方北部を襲った。気象庁は「東日本大震災の余震とみられる」と発表している。
 この北関東地震を、発生の1週間ほど前に自身のホームページで予測していた学者がいる。電気通信大学名誉教授の早川正士氏だ。早川氏は「激しい揺れは今後も収まりそうにない」と警告する。
「1月中に福島県から茨城県の沖合もしくは海に近い内陸を震源に、震度5の大きな地震が起きる可能性があります。東京でも激しい揺れを感じるでしょう。上空の電離層の乱れを分析すると、同レベルの地震は1月中に2回起きると思われます。十分な警戒が必要です」
 現在の状況は、東日本大震災前夜と不気味な酷似を見せているとも言われる。昨年1年間に起きた、震度1以上の地震発生回数は6587回。過去10年では東日本大震災の起きた’11年に次ぐ多さで、2000回程度の’14年、’15年の3倍超の頻度だ。立命館大学・歴史都市防災研究所教授の高橋学氏が語る。
「小さな地震の多発は、東日本大震災直前にも見られました。とくに気になるのは、東日本大震災でストレスが残っている部分。北米プレートの下に太平洋プレートが沈み込み、大きな力が抑制されている地域です。東北南部から千葉県にかけて、巨大地震が起きるのは間違いない。マグニチュード7、震度6強程度の揺れは、いつ起きてもおかしくないと思います」
 福島の危機を予測した、前出の早川氏の地震予測的中率は70%にのぼる。’95年1月の阪神・淡路大震災をはじめ、昨年4月の熊本地震なども事前に異常を察知していた。早川氏が計測方法を解説する。
「まず、地震が発生する1週間ほど前に起きる地殻のヒビに着目します。そこから出る電磁波が起こす、上空60〜800㎞にある電離層の乱れから地震の起きる場所や大きさを予知するんです。今年は東北、北関東に多くの予兆が出ています」
 2万人近い命が失われた東日本大震災から、今年の3月で6年になる。巨大な余震が再びキバをむこうとしている。
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東日本大震災で壊滅した福島県いわき市の岩間海岸付近。震源が沖合なら、再び巨大な津波が発生する可能性もある
PHOTO:濱﨑慎治 酒井英治
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