急死 ”エビ中”『私立恵比寿中学』松野莉奈さん「全力疾走の18年間」
2017.02.19
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3日前には
家族で箱根旅行に
出かけていたのに…
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’13年にエビ中が本誌に登場してくれた際の松野さん(最後列中央)。"りななん"という愛称で親しまれていた
「高校卒業を控え、『以前は、私は将来どうなるんだろうって不安もあったけど、最近は(将来が)ちょっと楽しみになってきたんです』と言っていたのを覚えています。念願だったモデルの仕事も始め、他のメンバーから『歩き方が綺麗になったね』と言われて喜んでいた。そんな矢先だったんです」(『僕たちとアイドルの時代』などの著書がある評論家・さやわか氏)
 アイドルグループ『私立恵比寿中学』の松野莉奈さんが亡くなったのは、2月8日。全力疾走で駆け抜けた18年間だった。
 松野さんは6歳から芸能活動を始め、11歳の時に"エビ中"に加入。170cmの長身に長い手足とスタイル抜群だったが、グループ内では決して歌唱力やダンスに秀でていたわけではなかった。エビ中の曲はデビュー以降、どんどんキーが高くなっていった。しかし、彼女は他のメンバーと違って地声が低く、高音が出ない。自分の声がライブで"悪目立ち"しているのではないかと悩みを抱えたこともあったという。それでも、「見た目は大人、中身は子供」とイジられた天然キャラと、ライブでの全力のパフォーマンスで多くのファンを獲得していた。
 松野さんは2月1日に東京国際フォーラムで開かれたライブに出演。亡くなる3日前には、家族と箱根旅行にも出かけていた。あまりに突然すぎる死の原因について、所属事務所は「致死性不整脈」の疑いがあると発表した。
「何らかの要因で脈のリズムが不安定になり、短時間で死に至ることもある不整脈の一種です。過度の疲労などが原因のひとつとして考えられます」(「高野ビルクリニック」の冨名腰文人院長)
 評論家・中森明夫氏が話す。
「’70〜’80年代と違い、現在のアイドルはライブで話題を呼び、人気を獲得する"ライブアイドル"です。いまのライブアイドルというのは本当に過酷で、ライブ中に過呼吸に陥ることなどが頻繁にある。健康管理を含め、アイドルの身体面でのケアということも、業界は考えていくことが必要なのではないでしょうか」
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’15年に『ニコニコ超会議』に出演した際の松野さん。色白で、モデル顔負けのスタイルも魅力の一つだった
PHOTO:中村和彦(1枚目)
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