吉本芸人と闇社会 「反社とは知らなかった」言い訳がムリな理由

売れない時期に芸人へ現金をもたらす闇社会はタニマチに。切っても切れない深ーい関係


吉本芸人と闇社会 「反社とは知らなかった」言い訳がムリな理由

特殊詐欺グループのパーティに参加した宮迫らがいまだ会見を開いていないことに、批判の声は大きい


『スリムクラブ』が、「(闇営業の相手が)暴力団だと知らなかった」というのは、やはりどう考えても苦しい言い訳だ。彼らを仲介したモノマネ芸人のバンドー太郎(48)をよく知る元タレントが語る。


「バンドー太郎は、芸人仲間の間でメチャクチャ評判の悪い男です。バンドーに誘われて営業に行くと、ガラの悪い人たちが大勢いたという話はしょっちゅう聞きます。『スリムクラブ』も当然、その評判は知っていたはず。そんなバンドーの誘いにホイホイ乗るのは、どう考えてもおかしい。普段から反社組織かどうかを気にせず、闇営業をしていたと疑われても仕方ありません」


 本誌の報道によって次々と明らかになった芸人と反社会的組織との密接関係。芸人のみならず、タレントや歌手にまで汚染は広がっている気配すらあるが、彼らはなぜ、こんなにも簡単にかかわりを持つのか。


 芸能人が反社とのつながりを深めていく理由について、暴力団情勢に詳しいライターの鈴木智彦氏が語る。


「芸能界という人気商売は上がり下がりが激しくて、売れない時期に現金収入をもたらしてくれる暴力団は、彼らのタニマチになりやすい。売れなくなった芸能人が暴力団幹部と付き合う例はいまもあります。半グレと呼ばれる集団と付き合うのも、メリットがあるからです。半グレ集団は暴力団にも顔が利き、様々なトラブルの解決を手助けできます。また、広範囲な交友関係を活かして女性を提供するという"武器"もある。資金源も豊富なので、銀行に言わずとも一瞬で現金を用意するという芸当もある。半グレと芸能人は、客同士、酒場で知り合い、そこから友人のような関係になっていきます。半グレは裏で犯罪行為をしていたとしても、親しくなるまでそれを隠します」


 そして、反社会的な人間だと気づいたときには、切っても切れない関係になっているというわけだ。


 そのなかでも特に吉本芸人の間で闇営業が蔓延している背景には、「吉本興業」という企業の管理体制があるのかもしれない。


「(’09年に会社を)非上場とし、反社会勢力の人たちには出て行ってもらった。かかわった役員や先輩も追い出し、この10年やってきたつもり」


 これは、一連の報道を受け、6月末に吉本興業・大崎洋会長が共同通信の取材に語ったコメントだ。だが、匿名を条件に取材に応じた吉本興業の元役員は、こう反論する。


「吉本はまったく膿を出し切れていない。むしろ非上場にして外部からの監視の目がなくなったことが、闇営業問題の遠因になったのは間違いない。そのことは、大崎さん自身が一番よくわかっているはずなのに、よくこんなコメントができたものです」 


 闇営業問題が報じられて以来、吉本の管理体制にも問題がある、と発言している所属芸人は少なくない。このご時世に、契約書すら交わしていない芸人が大勢いるのも、吉本のコンプライアンス意識が希薄だったことの証左だろう。


「反社」との関係を根絶する気はあるのか――。吉本の本気度がいま問われているのだ。


吉本芸人と闇社会 「反社とは知らなかった」言い訳がムリな理由

『スリムクラブ』を仲介したモノマネ芸人のバンドー太郎。芸能界では「仲介人」として有名な存在だった


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