すでに貴乃花親方の「心は折れていた」 引退会見2週間前の寂しい姿


すでに貴乃花親方の「心は折れていた」 引退会見2週間前の寂しい姿

9月9日に本誌が目撃した親方の喫煙風景。通行人が声をかけても反応せず心ここにあらずという様子


 9月25日の夕刻、会見場に現れた貴乃花親方(46)の表情は虚ろだった。


「無念というか悲しい思いです……」


 突然の「退職届」提出だった。貴乃花親方は、内閣府に提出した弟子の貴ノ岩に対する元横綱・日馬富士の暴行事件への告発状について、相撲協会から事実無根と認めなければ廃業させると圧力があったと主張。だが「真実は曲げられない」と、引退を決断したというのだ。親方の心は、どうして折れてしまったのか。


「勝手に告発状を出すわ、相撲協会の調査には応じないわのワガママぶりで、支持していた親方衆の心は離れていました。景子夫人でさえ、愛想をつかし部屋と自宅で別居状態。最近は完全に孤立し、話し相手は支援者の龍神総宮社(京都府宇治市)の祭主・辻本公俊(よしとし)氏ぐらいでした。貴乃花一門から離脱した親方にとってショックだったのは、7月の理事会でなされた、全親方はどこかの一門に所属しなければならないという決定です。一報を聞いた親方は『本当ですか……』と言ったきり、言葉を失ったそうです。クビになるのではと焦っているところに、9月13日には告発状について事実関係を説明するようにという文書が相撲協会から届きました。孤立無援で精神的に追いつめられていた親方は、こうした一連の事態を『自分を廃業に追い込む圧力』ととらえたんです」(相撲協会関係者)


 協会関係者によると、最近の親方はストレスから酒浸りの日々。8月の夏巡業では朝から酒の臭いを漂わせ、二日酔いの影響か熱中症で倒れたこともある。現役時代から吸っていたタバコの量も増えた。本誌は親方が9月9日の秋場所初日の朝、部屋周辺を散歩する途中で、残暑の中ホットコーヒーを飲みながら喫煙する姿を目撃している。


 だが、いくら追いつめられていたからといって、部屋を投げ出していい理由にはならない。所属していた力士たちは捨て子同然だ。元相撲協会外部委員で、漫画家のやくみつる氏が語る。


「会見では『弟子のため』と言っておきながら、あまりにも無責任ですよ。弟子の移籍先の千賀ノ浦部屋は『やっぱり受け入れられない』と拒絶し、親方に引退を翻意させるべきです。結局、親方は協会と何も話し合っていない。文書のやりとりで事態を拡大解釈し、一人で暴走してしまったということでしょう」


 貴乃花の乱は収束するどころか、支援者なき孤独な延長戦に突入したようだ。


 9月28日発売のフライデー本誌では、貴乃花親方が退職届を提出するに至る決定打となった経緯も詳報している。


PHOTO:坂口靖子



詳細の書かれた本誌記事はコチラ


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