目元がそっくり!朝青龍の甥が日本の土俵で大暴れする日


目元がそっくり!朝青龍の甥が日本の土俵で大暴れする日

好きな食べ物はとんこつラーメンと焼き肉。休日には友人とボウリングに行く普通の高校生だ


「暇ができたらiPadでおじさんの相撲動画を見ています。夜、布団に入ってから寝るまでの間、おじさんの取組を見るんです。おじさんはとにかく、すごいのひと言。いつかあんな風になりたいです」


 慣れない日本語で一生懸命語るのは、現在、日本体育大学柏高校の3年、スカラグチャー・ビャンバスレン君(17)。モンゴルからの留学生で、相撲部に所属している。彼は大横綱、朝青龍(36)を叔父に持つ相撲界注目の選手。身長187㎝、体重107㎏という引き締まった身体から力強い技を繰り出す。


「10歳でレスリングを始めました。日本にはレスリングでスカウトされて来たんです。高校1年の5月、学校の行事で国技館に行き、初めて生で日本の大相撲を観戦しました。この時、相撲をやりたい、と強く思ったんです」


 その後、彼は実際にレスリング部から相撲部に移ることになる。


「おじさんには電話で相撲を始めたいと伝えました。すると『お前はレスリングをやるために日本に行ったのに何で相撲なんだ? それでいいのか?』と怒られてしまいました。翌日もう一度電話をして、どうしても相撲がやりたいと伝えたら、『俺は17歳の時に何も持たず一人で日本に行き、そこで一番強くなった。だからお前だってなれる、頑張れ!』と言ってくれたんです。とても嬉しかった」


 相撲部に入った当時は、67㎏しかなかった体重も2年で40㎏増えた。そして、昨年、相撲を始めてわずか2年で関東大会の重量級で優勝を果たした。


 4月には、同郷の横綱、白鵬との稽古が実現。20分にわたって胸を貸した白鵬は、ビャンバスレン君を、


「すごく動きが良い。動きの良さはおじさん譲りですね」


 と賞賛した。


 相撲部監督で自身も日体大相撲部時代に、現在の妙義龍、千代大龍などと汗を流した中村智昭氏は、ビャンバスレン君の強さを次のように語る。


「まず、勝ちたいという気持ちの強さがずば抜けています。そして、身体能力が高く、対応力に優れています。気迫がこもった時、相手を睨み付ける様子は朝青龍さんにそっくり。卒業後は大相撲入りを希望しており、きちんと稽古を積めば十分関取(十両以上)にはなれると思いますよ」


 すでにいくつかの部屋がビャンバスレン君の獲得に名乗りを上げているという。来年3月の新弟子検査を通過すれば、3月の大阪場所か5月の夏場所で彼の勇姿を見ることができそうだ。


 朝青龍を超える力士になり大暴れする日が待ち遠しい。

(FRIDAY2017年6月2日号より)


目元がそっくり!朝青龍の甥が日本の土俵で大暴れする日

好きな力士は遠藤と日馬富士。右まわしの出し投げが得意で、いまは下半身を鍛え突っ張りの強化につとめている


PHOTO:濱崎慎治

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