絶対王者の美しき姿 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

まさかの故障から3ヵ月、絶対王者が成し遂げた

「奇跡のV2」その舞台ウラを振り返る


痛み止めを飲みながらの4回転 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

フリープログラムで4本の4回転ジャンプを成功させ、吠える羽生。演技を終えた瞬間に勝利を確信したという


「ケガのせいで練習ができず、多くの方に心配をおかけしましたが、いままで以上の強い応援をいただくことができました。本当に恵まれていたなと思います」


「絶対王者」が舞い戻ってきた。2月17日、平昌五輪の男子フィギュアスケートで合計317.85点をたたき出し、金メダルを獲得。奇跡の「五輪Ⅴ2」を達成した羽生結弦(23)は、大舞台での圧巻の演技を冒頭のように振り返った。


「辞めようかなというメンタルにはならなかったんですけど、辞めざるを得ないのかな、という状況には置かれていた」


 昨年11月に故障した右足首が完治しておらず、痛み止めを摂取しながらの出場。すべての演技を終えた羽生は、溢れ出す思いを表現するかのように吠えた。


「ケガから3ヵ月のブランクで金メダル。しかも、本格的に練習を再開したのが1月で、4回転ジャンプの練習再開は本番のおよそ2週間前です。なるべく足に負担のかからないプログラムを組んでいたようですが、体力的、精神的にキツかったと思います。それでも五輪という特別な場所で、あれだけの結果を残した。本当にありえないことですよ」(元フィギュアスケート女子日本代表の渡部絵美氏)


「いつか(史上初の)4回転アクセルを跳びたい」――将来について、羽生はこう語った。前人未踏の3連覇へ。これからも羽生は、世界中のファンが想像だにしない「奇跡」を見せてくれるのだろう。


 羽生の金メダルまでの全記録を掲載した臨時増刊号(フルカラー)は2月27日に発売予定だ。「絶対王者」の美しき姿をその目に焼き付けてほしい。


痛み止めを飲みながらの4回転 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

2月11日、セキュリティに厳重に警護されながら仁川空港に到着した姿は「国賓のようだ」と話題になった

痛み止めを飲みながらの4回転 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

練習で失敗する場面もあった4回転を本番では成功。「(堪えてくれた)右足に感謝しかない」と振り返った

痛み止めを飲みながらの4回転 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

銀メダルを獲得した宇野昌磨(20)とは「昌磨」「ゆづくん」と呼び合う仲。二人の掛け合いのファンも多い

痛み止めを飲みながらの4回転 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

4年前のソチ五輪では金メダルを獲得するも「自分の演技に満足していない」と発言。今大会は「ソチのリベンジ」として臨んだという

痛み止めを飲みながらの4回転 羽生結弦「金メダルへの軌跡」

昨年11月、NHK杯の公式練習にて右足首を負傷。当初は1ヵ月ほどで復帰予定としていたが、現在も完治していない


(FRIDAY 2018年3月9日号より)


PHOTO:JMPA(最下以外全点)


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