東京を直撃する「M9地震」と「巨大津波」の危険度が分かった

最新データで検証 北海道地震は次なる「破滅」の前兆なのか?


東京を直撃する「M9地震」と「巨大津波」の危険度が分かった

8年前の3月11日、東北沿岸を巨大津波が襲った。宮城県沖などで今後30年以内、さらにM7級の地震が発生する確率は90%


「今、首都圏は二つの大地震リスクに晒されています」


 そう警告するのは、立命館大学環太平洋文明研究センター・高橋学教授だ。


「北海道や青森・岩手などで起きているのと同じタイプの地震が茨城・千葉などで起きており、それは首都直下型地震に繋がるかもしれない。もう一つは、相模トラフ(海溝の一種)の巨大地震。かつて関東大震災を引き起こしたのが相模トラフで、その震源は、多摩川の河口から沖の海域と思われます。最近、この周辺で揺れが観測され始めている」


 2月21日、昨年9月に最大震度7を記録した北海道胆振(いぶり)地方・厚真(あつま)町で、再び震度6弱の地震が起きた。


 実はこの地域は、本誌が2月15日号で「危険エリア」として警鐘を鳴らしていた場所の一つ。最新データで地震発生頻度が高まっているとして、熊本地方や宮城県沖などと共に紹介していたのだ。


 では次に警戒すべきはどこか。


「3.11の際、地震のエネルギーが、すべて解放されたわけではありません。(プレートの)『動き残り』ともいうべき部分が、3.11の震源域の南北に残っています。北海道で地震が続くのは、その動き残りの北側が動いているから。次は南側、関東でも地震が発生する可能性は高い」(前出・高橋氏)


 首都近郊の震災では、3種類の地震が考えられる。①千葉・茨城の沖で3.11『動き残り』部分を震源とするもの。②東京近郊の直下型(阪神・淡路大震災型)。③東京湾口~相模湾を震源とする「関東大震災型」巨大地震である。


 このうち、とくに危険度が高いのは、津波を伴う可能性があり、なおかつ東京に極めて近い位置で起きる③だ。


「東京湾は水深が浅いため、一般的には大津波は来ないと思われていますが、湾岸には低地帯に様々な施設があり、多数の人が住んでいます。数mの津波でも、JR山手線で言えば、品川、有楽町、東京、上野あたりまでは津波に襲われ浸水の可能性がある。危険なのは地下街です。東京湾で津波が起きれば3分程度で市街地に到達する。地下にいたら逃げ場を失い、溺死するしかない」(高橋氏)


 相模トラフが割れる時、それは南海トラフ巨大地震と連動している可能性がある。その場合、東日本大震災に匹敵するM9クラスの超巨大地震になるだろう。


 破滅の足音は、すぐそこまで来ている。


東京を直撃する「M9地震」と「巨大津波」の危険度が分かった

2月の北海道地震では、昨年9月に起きた最大震度7の大地震同様、土砂崩れが発生。雪山の表層が削られた


東京を直撃する「M9地震」と「巨大津波」の危険度が分かった

今回、震源地周辺では鉄道がストップし、車内待機を余儀なくされる人たちも。札幌市でも地下鉄が全面運休


PHOTO:共同通信社


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