あなたの隣にいる凶悪ドライバーから身を守る術

東名高速死亡事故 石橋和歩容疑者だけではない


あなたの隣にいる凶悪ドライバーから身を守る術

10月10日、神奈川県警本部に移送される石橋容疑者。損保会社のブラックリストに載る"要注意人物"だった


「非常に悪質な事件で、『過失致死傷』として処罰されるのは違和感があります。本来は殺人罪で起訴されてもおかしくないほどのケースだと思います」(交通事故問題に詳しい『横浜ユーリス法律事務所』の工藤昇弁護士)


 10月10日、神奈川県警は自動車運転死傷処罰法(過失致死傷)違反の疑いで石橋和歩(かずほ)容疑者(25)を逮捕した。今年6月、東名高速道路の下り線で、萩山嘉久さん(45)一家が乗った車を執拗に煽り、無理矢理停車させて、追突事故を引き起こした疑い。後方から走ってきたトラックに追突され、萩山さんと妻の友香さん(39)が死亡した。


「一緒に乗っていた萩山さんの長女は全治1週間、次女も全治3日間のケガを負いましたが、石橋容疑者だけは無傷でした。事件の1ヵ月前にも走行妨害事件を3件起こしており、常習犯だった疑いが強い」(全国紙記者)


 このような"凶悪ドライバー"は石橋容疑者だけではない。10月16日には埼玉・新座市で「割り込まれて頭にきた」と、相手の乗用車のミラーを鉄パイプで破壊した31歳の男が逮捕された。同16日には愛知・弥富市で車線変更を巡って取っ組み合いのケンカになった40代の男性と30代の男性が後続車にはねられる事件も発生している。


 このようなトラブルから身を守る術はあるのか。交通事故の鑑定を行う民間機関『交通事故鑑定ラプター』の中島博史所長が話す。


「危険な運転をしてくるドライバーには近づかない、関わらないというのが基本です。それでも巻き込まれてしまった場合には、なんとしてでも、相手の車と一緒に停車しないで逃げ切ることです。それでも停車させられたら、ドアをロックし、自動車自体をシェルターにする。基本的に自動車の窓ガラスの強度は高いですから、外から蹴ろうが殴ろうが、人間の力で壊して開けることはできません。そして、即座に110番通報することです」


 それでは、凶悪ドライバーに遭遇してしまった場合、泣き寝入りするしかないのか。前出・工藤弁護士が話す。


「10年以上前ですが、私も運転している時に、後続車から危険な煽り行為を受けたことがあります。その際は、その車の様子をビデオで撮影し、後で慰謝料を請求しました。一番重要なのは、ドライブレコーダーをつけることだと思います。煽り行為を受けても、その場では極力関わらない。そしてドライブレコーダーの映像をもとに、民事上、刑事上の責任を追及するべきでしょう」


PHOTO:時事通信社



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