「暴排ポスター」に息子を起用! 京都府警警察署長の呆れた言い分

K-1ファイターの息子を税金を投入した「暴排ポスター」に起用し


「暴排ポスター」に息子を起用! 京都府警警察署長の呆れた言い分

11月中旬に配布された下京警察署のポスター(下写真)に、西元署長はK-1選手の息子を起用した


 これほどわかりやすい「公私混同」が、かつてあっただろうか……。


 11月中旬、京都府警下京警察署が管轄内に配布したポスターが、いま、警察内部で物議を醸(かも)している。配布されたのは、「暴力排除」と「交通安全」を啓蒙するポスター(2,3枚目)だが、問題はその内容ではなく、起用された人物。鋭い眼光でこちらを見つめポーズを取る若者は、西元也史(なるふみ)という売り出し中のK-1選手だが、実は彼の父親は、下京警察署の署長なのだ。


「今年3月に下京署長に就任した西元博史警視正です。それまでは、京都府警の首席監察官を務めていました。監察官といえば、不祥事を起こした警官を取り締まるのが仕事。素行不良の警官を炙(あぶ)り出すことから、警察内部では〝警察の警察〟と呼ばれ恐れられています」(全国紙京都担当記者)


 監察官として長年警官の不祥事に目を光らせてきた西元署長だったが、息子にだけは甘かったようだ。


「起用には西元署長の意向があったと聞いています。ポスター撮影は10月半ばに下京警察署内で行われましたが、下京警察署は完成までポスターの内容を府警本部には知らせなかった。刷り上がったポスターを見た府警上層部は、『公私混同ではないか』と問題視している。下京警察署内でも、顰蹙(ひんしゅく)を買っています」(京都府警関係者)


 はたして、「息子のポスター起用」に正当な理由があるのか。下京警察署副署長は、本誌の取材にこう答えた。


「ポスターなので少しでも目を引くモノをと考え、スポーツ選手を起用したらどうかということになりました。ただ、(有名な選手には)ギャラが30万~40万円と言われ、うちは予算がほとんどないもので困っていたんです。どうしようと話し合っていたら、たまたま『署長の息子がK-1の選手らしいぞ』と聞きまして……。頼んでみたらノーギャラで出てくれるということになり、起用を決めました。支払ったのは、撮影のときのお昼ご飯代1000円だけです」


「他に頼めなかったから署長の息子を起用した」というのはあまりにも苦しい言い訳だ。元兵庫県警刑事で警察ジャーナリストの飛松五男氏が言う。


「本当にノーギャラだったとしても、ポスターの撮影代や印刷代は税金から支払われているわけですから、署長の息子を起用するのは紛れもない公私混同です。息子を起用すればいろいろ顰蹙を買うのはわかりきっている。それがわからないほど、一般社会と警察の〝常識〟は乖離(かいり)しているのです」


 親バカで済まされる話ではない。


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