原監督も激怒した FA戦線敗退のウラに巨人内部に“裏切り者”

楽天・美馬、千葉ロッテ・鈴木をFAで撮り損ねたウラには……


原監督も激怒した FA戦線敗退のウラに巨人内部に“裏切り者”

11月29日に行われた納会で挨拶する原監督。「すべてがひとつになることが一番大事!」と熱弁を振るった


スポーツライター  「FAしたら参加するのがジャイアンツ」と大見得を切ったのに、美馬(みま)学(33・楽天→千葉ロッテ)にも鈴木大地(30・千葉ロッテ→楽天)にもフラれて、原辰徳監督(61)は赤っ恥をかきました。


元セ・リーグ球団編成担当  実のところ、巨人は過去にも岸孝之(35・西武→楽天)や増井浩俊(35・日本ハム→オリックス)にフラれているんだけど、事前リサーチで「脈なし」とわかった段階で撤退。表向きには「興味なし」というポーズを取っていた――といいます。球界の盟主がFA争奪戦で敗れるなんて許されない。そんな〝ジャイアンツプライド〟を知っているだけに今回の連敗は衝撃でした。とくに美馬とは4回も交渉し、原さんが直接出馬して口説いていましたから。


遊軍記者  美馬は千葉ロッテの井口資仁(ただひと)監督(45)と同じマネジメント事務所の所属。普段から食事する仲だけに「マリーンズで決まりだろう」と言われていた。いわばリサーチ不足が敗因だといわれてるけど……あのウワサ、聞いてる?


ライター  〝裏切り者〟の件ですね。


編成担当 巨人の内部の人間がロッテと楽天にパイプを持つ外部スタッフを使って、美馬と鈴木に「巨人にだけは来ちゃいけない」とクギを刺していた――という、あのウワサですか? 私も最近、聞きましたけど……優勝監督の原さんに盾突く人がいるなんて、信じられなくて。


ライター  詳細はわかりませんけど、「レギュラーの保証はない」「最終的にポイ捨てされる」なんて具合に、とにかく巨人のネガティブ情報を流していた……って話でしたよね? 


記者  すでに原さんの耳にも入っているみたいで、「我が軍の内部に裏切り者がいたらしいな!」と激高しているとか。監督は球界屈指の人脈を持っているから、独自にウラをとったのかもね。


ライター  たしかに、このウワサが広まってから、見かけなくなった球団関係者がチラホラいるような……。


編成担当  今季、先発の柱として活躍した山口俊(32)が突然、ポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を表明したり、統制がとれていない気はしますね。


ライター  球団社長自ら会見で「(メジャー挑戦は)契約に盛り込まれていた」とサイドレターの中身を明かすなんて前代未聞でしょう。


記者  「山口と交渉した前任者が決めたことで、我々にはどうしようもなかったんです!」と言いたいんでしょうね。渡邉恒雄さん(93・読売新聞グループ本社代表取締役主筆)へのエクスキューズですよ。で、これを既成事実として、「一度、認めたんだから」とポスティング容認へ舵(かじ)を切るんじゃないか。これまで巨人はポスティングを認めてなかったけど、エンゼルスの大谷翔平(25)みたいに、最近は「20代でのメジャー挑戦」を入団の条件とする選手が増えてきているから。


ライター  巨人のポスティング第1号が甥(おい)っ子の菅野智之(30)だと、何を言われるかわかりませんしね。


記者  中日もヘタを打ったよね。


ライター 松坂大輔(39)の件ですか?


記者  「拾ってくれた中日のオファーを蹴った恩知らず」みたいに書かれていたけど、逆だよ、逆! 1アウトしか取れずにKOされたDeNA戦ばかりがクローズアップされるけど、7月16日の初登板(阪神戦)は5回2失点と好投している。普通なら、あと1~2回はチャンスを与えられるはずだけど、中日首脳陣はファーム行きを通告。以後、一軍での登板機会を与えなかった。どうも伊東勤ヘッドコーチ(57)の覚えが悪いらしく、7月以前に何度かあった先発の機会もことごとく潰(つぶ)したらしいよ。中日に残留しても干された挙げ句、引退まで追い込まれる。松坂はそう悟ったんじゃないかな。


編成担当  松坂が昨季、6勝できたのは当時監督をしていた森繁和(しげかず)SD(65)が肩とヒジの状態に合わせて登板間隔を調整したり、遠征の帯同を免除したり、うまく起用したからですもんね。


ライター  松坂は中日を去る理由として恩人の森さんと友利結(ともりゆい)さん(52・渉外担当)の退団を挙げていましたね。


記者  その二人はいわゆる落合一派。中日は外様の落合派を一掃して、OB中心の組閣をすることで集客力アップを狙ったんだよね。その結果、松坂が去り、最優秀中継ぎ投手賞に輝いた快速左腕のロドリゲス(28)まで失った。もともとメジャー志向だったロドリゲスを、なだめすかして日本に引っ張ってきたのが森さんだったから。逃がした魚はデカいよ。


編成担当  西武の渡辺久信GM(54)は松坂が日本に復帰した5年前にも古巣に戻そうと動いていた。球団幹部の反対にあって実現しなかったんですけど……その幹部が異動。受け入れ態勢が整ったところに、退団の一報が入った。縁ですね。


ライター  松坂の集客力とグッズの売り上げを考えたら、年俸3000万円(推定。以下同)はキャンプ中にペイできるでしょう。若手のお手本にもなるし、幹部候補生としても超一流です。


記者  西武は毎年、大物に出ていかれていたから、たまにはいいことがないとね。


ライター  岸、浅村栄斗(ひでと)(29)、メジャーから復帰する牧田和久(35)と、かつての西武の投打の主力を次々と獲っているのが、石井一久GM(46)率いる楽天です。


記者  これで秋山翔吾(31)まで獲ったら大ヒンシュクだよ。現地メディアが「FA市場に出た日本人で注目すべきはアキヤマのみ」と書いているぐらいだから、さすがにメジャーに行くだろうけど……。


ライター  秋山は「少なくともセ・リーグはない」と言っているそうですよ。


記者  楽天の目、あるんかい(笑)。


三木谷VS.孫「球界頂上決戦」


編成担当  ここ数年の楽天の札束攻勢には目を見張るものがある。福田秀平(30・前ソフトバンク)こそ、ロッテにさらわれましたが、条件面では楽天が上でした。福田が恩人と公言する鳥越裕介ヘッド兼内野守備走塁コーチ(48)の存在でひっくり返されただけですからね。もっとも、鈴木はその鳥越コーチとソリが合わなくて、チームを出たといいますから、プラスマイナスゼロですけど。


記者  鈴木に4年7億円、牧田には2年4億円か。浅村には4年30億円以上、年俸は実に7億円だと見る向きもある。ずいぶん大盤振る舞いだな。


編成担当  来年から携帯電話事業に本格参入することが大きい。「携帯の宣伝はプロ野球でやる」――実はこれ、ソフトバンク方式なんですよ。三木谷浩史オーナー(54)はソフトバンクの孫正義オーナー(62)をバチバチに意識している。


記者 孫さんも気にしているらしいよ。楽天が他球団に先駆けて本拠地の「楽天生命パーク」を電子マネー対応にしたのが悔しくて、「ヤフオクドーム」を「ペイペイドーム」に改名したともっぱらのウワサだし(笑)。去年、浅村を楽天にさらわれたのも相当悔しかったみたい。


ライター  それはわかりますけど、バレンティン(35・前ヤクルト)に2年10億円は払いすぎじゃないですか。4番のデスパイネ(33)を押しのけてDHに入れるわけにはいかないでしょう。となると、左翼での起用になる。得点力アップよりも「バレンティンの前に打てばツーベース」と揶揄(やゆ)された緩慢な守備が心配です。中堅は故障明けの柳田悠岐(ゆうき)(31)、右翼はこれまた守備に難があるグラシアル(34)ですから……ピッチャーは外野に打球が飛ぶたび、ハラハラするでしょう。


編成担当 心配には及びません。バレンティンは「東京五輪用の保険」ですから。


記者  どういうこと?


編成担当  デスパイネとグラシアルの母国・キューバは東京五輪出場が見込まれています。大会期間中、チームを離れる可能性が大なんです。一方、バレンティンの祖国・オランダは出場が絶望視されている。つまり、バレンティンはデスパイネが離脱した間だけ、DHで起用。あとは代打というわけです。


ライター  10億円の保険て……(笑)。


編成担当  楽天は来季中にFA権を得る山田哲人(27)も狙ってるそうです。ソフトバンクも黙っちゃいないでしょう。


記者  いまや、FAバトルの主役は巨人じゃなくてソフトバンクと楽天だな。


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FAの目玉、鈴木は石井GM率いる楽天へ


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先発の柱として8勝をマークした美馬はロッテへ


〝手負いの怪物〟松坂は古巣で再生を誓う


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守備の不安と5億円の高額年俸で各球団が二の足を踏む中、ソフトバンクだけがバレンティン獲りに邁進!


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PHOTO:時事通信社


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